春バテしていませんか?

2018年4月5日

こんにちは。
今年の春は桜の開花が早かったですね。

葉桜画像

入学式にはすっかり散ってしまっていた地域も多かったようで、少し残念です。

昨日はここ横浜でも過去最も早い夏日を迎え、そうかと思うと今日は昨日からの温度差が約10℃もあるとのこと。

どこからか「春バテ」という言葉が聞こえてきました。

夏バテはなじみがありますが、春バテとはあまり聞きなれない言葉ですね。
さっそく調べてみました。

医師・専門家監修の女性のための情報サイト 『ウーマンウェルネス研究会』の調査によると <約9割の人が何らかの不調(春バテ)を感じたことがある> ということです。http://www.well-lab.jp/201703/feature/10875

春バテの症状は

  • 倦怠感
  • 疲労感
  • 憂鬱感
  • 肩こり
  • イライラ
  • 頭痛
  • 不眠
  • 朝起きられない
  • めまい
  • ほてり

などなど。

同研究会の調査によると原因は、寒暖差、気圧の変化、生活環境の変化などが挙げられています。

これらのことが原因で、自律神経が乱れてしまうんですね。

寒暖差疲労

春バテに似た状態に寒暖差疲労というものがあります。

寒暖差疲労は寒くなるとよく耳にする言葉ですが、一日の間など、短期間に変動する温度差に対し体がストレスを感じて疲労している状態です。

こちらも症状は春バテと同じで、自律神経の乱れによって様々な症状が現れます。

特別病気というわけではないけれど、なんとなく調子が悪いという方が増えているとのこと。

例え病気ではなくても(未病でも)、体の不調には対策を講じたいところですね。

対策と解消法

春バテ対策と解消法は、やはり自律神経を整えることです。

気温に合わせて上着などで体温を調整し、冷えや熱に体をさらさないこと。
そしてストレスを溜めずリラックスすること。

と、言うのは簡単ですが、日常生活の中では常に人はストレスを受けていますし、体も緊張で固くなっています。

意識して何か対策しないと、ストレスなんて流せないですよね。

先に述べた研究会では・目を温めること・ぬるめの炭酸入浴・首元を温めることなどを推奨しています。

いずれも副交感神経を優位にし心身をリラックスさせる目的ですね。

ほかにはもちろん軽い運動もいいですい、朝日を浴びるのもいいですよね。

朝イメージイラスト

深い呼吸で自律神経を整える呼吸法も手軽にできてお勧めです。
吐く息を意識して、長くゆっくり吐くと深い呼吸ができます。

食事では

食事で対策するには春の食材で少し苦味のある野菜などを摂るといいですよ。
例えば、セロリ、三つ葉、菜の花、たけのこ、ブロッコリー、アスパラなど。
春キャベツや新玉ねぎもお勧めです。

新玉ねぎ画像

元気が足りないと思ったら、ご飯に少し玄米やもち米を足してみたり、雑穀、大豆、根菜類も元気を与えてくれます。
ほかには枝豆、ソラマメ、白きくらげ、くるみ、くり、ぎんなんも気を補ってくれます。
甘いものでしたら、杏仁豆腐もいいですよ!

漢方では

漢方素材ではやはりナツメですね。

なつめ画像

一日3粒のナツメで元気が保てると言われています。

薬膳でもお茶でも大活躍!棗(ナツメ)

確かにナツメを毎日摂っていると気力が付くように感じます。(個人の感想ですが)

ナツメはスーパーの中華食材コーナーなどでも手に入りますので、普段のお料理にちょっと加えるなど、ぜひ召し上がってみてください。

私もよくやるのですが、砕いてお茶に浮かべてそのまま飲むのもお勧めです。

烏兎で使っているナツメです。砕いてあって成分が出やすくなっています。

なつめは補気の基本的な素材なので、烏兎のオリジナルブレンドではなつめを使っているお茶は多いのですが、例えば五行のバランスを整える『陰陽五行茶』などはいかがでしょうか?

よかったらご覧になってみてください。

一杯のお茶を

烏兎では 忙しい日々の中で、一杯の温かく、体に良いお茶を飲んでもらいたい』 というコンセプトでハーブを使ったお茶をご案内していますが、温かい一杯のお茶には、本当に力があります。

お茶画像

カップから立ち上る湯気。

心落ち着く自然なお茶の色。

微かに漂う素材の香り。

口に含んだ時に感じる味。

喉から流れていくお茶のぬくもり。

吐いた息と共に感じる香り。

お茶をたった一口飲むだけの間に、これだけの感覚が得られます。
それは無意識でも、ふっと息を吐き肩の力が抜ける、そんな瞬間を作ってくれます。

これを難しくいえば、副交感神経を優位にして自律神経を整えるということになりますね。

でもそんなことは意識しなくていいと思うんです。

日本には四季があり、春の不調、夏の不調、秋、冬の不調。
気候の変動に体が影響を受けるのは、自然なことです。

ひまわり画像

日々の生活の中で、自然に発生する体の不調にも上手に付き合って、なんとなく調子が悪い(未病の)状態を、本当の病気にしないように、ご自身に合った対処法を見つけていかれるといいですね。

一年中元気でいる必要はありませんが、対処法を知っていると気を整えることができます。
気が整うと心身ともに安定しますし、心身が安定している人は美しいといつも思います。

そんな対処法のひとつに、一杯のお茶も加えていただけましたら幸いです。

どうもありがとうございました。

雑談

Posted by Master