無理をすると寿命に影響が?!大切な腎のお話
今日は横浜は春の嵐で風が強いですが、洗濯物やお布団を飛ばされたりしていないでしょうか?
私は今日は、腎臓内科での検診で新横浜に行ってきたのですが、ランチまでしてくるつもりが風が強くて早々に帰ってきましたよ。
無理をすると寿命に影響が?!大切な腎のお話
病院には透析治療をしている患者さんがたくさんおられましたが、腎臓が病んでしまうと大変ですよね。
(どんな病気も大変ですが・・・)
私は幸い予備軍というところで留まっていますし、薬もサプリも漢方薬も飲まず、うちのハーブティだけしか飲んでいないわりに、加齢に反してよくなっているようです。
そもそも病院に通うようになったきっかけは血尿、膀胱炎に腎盂腎炎など、漢方でいう『腎』が弱いことがわかる症状です。
(※漢方でいう『腎』は腎臓を含みますが、もっと大きな意味で人の体への働きや機能を含んでいます)
うちのお茶を飲むようになる前と比べると、膀胱炎も起こさなくなりましたし、夜中にトイレに起きることもなくなりましたし、やんわりやんわりとですが、よくなっているのだなと感じます。
腎の働き
五行の中での腎の働きは成長や発育、生殖、水分代謝
などを司っています。
生殖器系ですので女性なら生理不順や不妊症などは腎の影響が考えられますね。
また、成長を司っていますので、加齢に伴って出てくる症状も腎が関わっています。
骨粗鬆症や更年期障害、排尿トラブル、白髪、髪やせ、健忘症(認知症)、老眼、耳が遠くなるなど「もう、年だから」と言ってしまう症状は腎の影響ということですね。
腎の精は加齢により減少しますので、年を経るにつれて腎が影響を受けていくのは仕方がないところがあります。
しかし、腎は生命エネルギーである『精(気)』を蓄え、人は精を使いながら生きています。
腎の精が尽きたときが命が尽きるときですので、どれだけ腎が大事かということがわかります。
腎を補うには
このように腎は重要な臓腑ですので、腎を大切にするためのポイントは二つあります。
一つ目は、腎を補うことですね。
腎の『精(気)』には親から受け継いだ『先天の精(気)』と、飲食物や大気から得る『後天の精(気)』があります。
生まれ持った先天の精と後天的に得ている後天の精を消費しながら人は生きていますので、飲食物や深い呼吸で後天の精をしっかり補うことが方法のひとつですね。
もう一つは必要以上に先天の精を消耗しないことです。
精(気)はエネルギーですので、疲れすぎて消耗したり、常に大きなストレスを感じているような状態にあると、後天的に得た分を超えて先天の精を消費してしまいます。
過労やストレスが短命の原因になるのは、一般的にも同じですよね。
ですので、腎の精を使うのは、かっちり入ってきた分だけにしたいところです。
そのあたりはお金の出入りと一緒でしょうか。
入ってきたより使っちゃうと、いつも赤字になっちゃいますからね。
さて、では腎の養生法をお伝えしますね。
腎の養生法
腎は五行のひとつで、ほかの五行も大切ですし、五行はすべて相互に関連しています。
腎以前に脾が弱っていると、よいものを取っても吸収できないなどもありますし、ですので、参考までにお読みいただけたらと思います。
深い呼吸をする
腎には納気作用といって、大気から取り入れた酸素を体内深く吸い込む機能があります。
呼吸を司っているのは肺ですが、腎は肺が空気を吸う助けをしています。
腎が弱ると深い呼吸ができなくなり、呼吸が浅くなります。
数年前まで私もこの状態で、短くて浅い呼吸を繰り返しているだけで、深呼吸をしても空気が体の奥深くまで入っていく感じがしませんでした。
(それでもこの頃、自分はすごく健康だと思っていたので、皆さんも健康チェックにご自身の呼吸の状態を確かめてみてください)
鍛えることで深い呼吸ができるようになり、呼吸が深くなると腎も強くなります。
呼吸法などで検索するといろいろな方法が出てきますが、私はたまたま見つけたこちらの記事に書いてあった横隔膜を伸ばす方法がすごくよかったのでご紹介しておきますね。
イラストだけ見てもすぐやり方わかりますが、このスタイルだと深く息を吸い込むことがすごく楽なんです。
やってみて、自分の呼吸が浅かったことと、呼吸ってこんなに深く入るんだってことがよくわかりましたよ。
よかったらお試しください^^
食材で補う
腎を補う食材でわかりやすいのは、黒ゴマ、黒豆、ひじきなど色の黒いものですね。
ほかには魚類にも腎を補うものが多くあります。
アジ、イワシ、カツオ、タラなどです。
ほかにも少し書いておきますね。
くるみ、にら、あさり、しじみ、はまぐり、ほたて、いか、うなぎ、あなご、海老、きゃべつ、白きくらぎ、豚肉、ラム肉、鴨肉、あわび、すっぽん、どじょう、ブドウ、キウイなどが腎を補ってくれます。
お茶では
お茶の素材ではやはり筆頭はクコの実ですね。
ほか、よもぎ、けん実、続断、ウイキョウ、どくだみも腎を補ってくれます。
ベースのお茶では黒豆茶がお勧めですが、烏兎のオリジナルブレンドでは『縁側で飲むお茶』が補腎を考えて作ったお茶です。
お茶で病気が治ることはありませんが、腎を補うという点で、うちのハーブティも選択肢にいれてもらえると嬉しいです(^^)
冒頭に書いたように今日は年に一度の検診で腎臓内科に行ってきたわけですが(しかも毎年、検査は尿と血液だけです)、透析治療になるとは一日おきで毎回4~5時間が一般的なのだそうです。
病気になりたくなっている方などいらっしゃらないですが、本当に少しでも早く、未病のうちに気を付けたいですよね。
無理をしない生活は難しいかもしれませんが、病気になってしまう前に、ご自身の身体とよく対話して、健康で元気な日々を過ごしてもらえたらと願っています。
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