「お茶はすごくいいんだよ」と祖母はよく言っていました
こんにちは、烏兎のマスターです。
今日は2月25日で、2月は短いですから、もうあっという間に3月ですね。
立春から明けた新年はいかがですか?
きっと皆さまお忙しくされていると思いますが、よい日々をお過ごしくださいね。
「お茶はすごくいいんだよ」と祖母はよく言っていました
さて、先日新作として発売させていただいた『日めくりのお茶』
『日めくりのお茶』は、ラベルを描いてくださっている佐々木未来さんが北海道のご出身のためか、北海道の方のご購入がとても多く、ときどきお客さまが「飲んだよ」とSNSにアップしてくださって、未来さんも私も大変嬉しく拝見しております。
私が未来さんと出会ったのもInstagramだったのですが、今の時代、インターネットが新しい縁を運んでくれますね。
先日、未来さんと連絡を取っていて面白いなあと思ったことがあったのでお話させていただきます。
未来さんの比布町のお祖母さま
佐々木未来さんは北海道のご出身なのですが、未来さんのお祖母さまが北海道の比布町というところで暮らしていたそうです。
お祖母さまと比布町が大好きな未来さんは、SNSで比布町をフォローするうちに、比布町に住んでいる方とご縁が生まれたそうです。
なんとその方は未来さんのお祖母さまの家のご近所、それも同じ並びの数軒隣に住んでいる方だそうです。
そんなご縁から交流を重ねるうちに、その方がお茶がお好きと話していたとのことで、比布町のその方に、当店のお茶を送ってくださったのです。
そのうち当店とそのお客さまもSNSでつながるようになり、「実は烏兎さんのお茶飲んでますよー」と教えてくださったり、改めてご購入いただいたりもして、ご縁が広がって行きました。
最近日めくりのお茶をSNSにアップしてくださった北海道のお客さまは、やっぱり比布町にお住まいで、先の比布町のお客さまとつながっておられる方でした。
その方の投稿を見て気になっていたうちのお茶を飲んでみようと思われたようで、最初は何を飲めばよいかと迷っておられ、こちらからはお試しMiniシリーズをお勧めしたのですが、お求めになられたのは『日めくりのお茶』などでした。
素敵なセレクトだと思いましたし、きっと北海道のつながりもあったのではないかと思います。
そして比布町のお客さまがアップしてくださった投稿を見て、私もですが未来さんがすごく喜んでいて、だってそれらはすべて、SNSでのつながりと同時に、未来さんのお祖母さまが作ってくださったつながりですからね。
比布町で銭湯を営んでいたという未来さんのお祖母さま、ありがとうございます。
未来さんを見ていると、お祖母さまもきっと素敵なお人柄だっただろうと思います。
比布町のお二人のお客さまも本当に素敵なお人柄です。土地柄でしょうか(^^)
烏兎さんの浜松の祖母とお茶
さて、どこかで書いているのでご存知の方もおられるかもしれませんが、当店が使っているベースのお茶で、浜松茶は私が幼少期から飲んでいるお茶屋さんのお茶です。
このお茶は浜松出身の祖母が飲んでいたお茶で、横浜に嫁いできたあとも、浜松から取り寄せていたお茶です。
戦前からある老舗のお茶屋さんなのですが、とても小さいお茶屋さんで、取り扱っているのは緑茶、玄米茶、ほうじ茶の三種類だけです。
私はこのお茶を飲んで育ちました。
子供の頃からお茶が大好きで、小学生のころからお小遣いでお菓子や玩具ではなくお茶の葉を買うほどでしたし、おかげでお茶の味には本当にうるさく育ってしまいました。
祖母には孫が大勢いるのですが、お茶好きだったためか、私は特に祖母と仲が良く、よく一緒に浜松にも行きましたし、そんな時はお茶屋さんまで一緒に行き、茶葉の良い香りに包まれて幸せだったことも思い出します。
うちのお茶を作りながらも、私の原点はいつもこのお茶にあります。
うちのお茶を美味しいと思っていただけるとしたら、もしかしたらベースのお茶の存在が大きいのかもしれません。
未来さんのお祖母さまのお話をお聞きして、ああ、これはもしかしたら、そんな‘おばあちゃんつながり’が作ってくれた縁なのかもしれないと思いました。
未来さんは「このSNS時代ならではの話、もしおばあちゃんにできたら、さぞたまげるだろうなぁと思います」と話しておられましたが、私はもしかしたら、未来さんのお祖母さまとうちの祖母が、一緒にお茶を飲みながら、笑って見守っているかもしれないと微笑んでしまいました。
烏兎さんの原点
私はお茶が大好きだったと書きましたが、それ以上にお茶を煎れてあげることが大好きでした。
子供ながらにお茶の味にうるさいだけあってか、お茶を煎れるのが得意だった私は、家族からお茶を頼まれることが多く、温かく美味しいお茶を煎れてあげることが、何より好きでした。
そんな時いつも家族はお茶を飲んで一息ついて「ああ、美味しい」と言ってくれたものです。
祖母のお茶と、お茶で一息ついてもらいたい。
それが烏兎さんの原点なんですね。
そんなことがあって、うちのお茶を飲んでくださったお客さまに対して「家族」のような感覚があります。
お疲れと聞けば「ああ、お茶を煎れて差し上げたい」と反射的に思ってしまいますし、ちょいちょい余計なおせっかいをやくことも。
時にはうるさいと思われることもあるのではないかと思うのですが、皆さま懐広く受け入れてくださる、寛大なお客さまばかりです。
オープンして1年ちょっと、今のところすべてのお客さまと良縁しか生まれておらず、そして良い縁の輪が拡がってくれている気がします。
今、お客さまとつながっている糸は、ただ出会っただけじゃなくて、たとえば未来さんのお祖母さまがつないでくださったように、それは連綿と続く命にもつながっていて、それを要約して「縁」と呼ぶのですが、縁とは本当に、稀有で、貴重で、感謝に溢れたものだと思います。
お一人お一人のお客さまとのご縁に、心から感謝申し上げます。
お茶はよいもの
祖母が亡くなって、もう十六年ほどになります。
「お茶はすごくいいんだよ」と祖母はいつも言っていました。
本当にお茶はすごく良いものだと知るのはだいぶ大人になってからですが、温かいお茶を飲んで一息つく。その一息の効果を、少しでも多くの方に伝えられたらと思っています。
それには本当に、ただ一杯の、温かく美味しいお茶があればよいだけなんです。
面倒なことは考えず、お茶はすごくいいんだと思って、ぜひ飲んでみてくださいね。
というと実はうちのお茶じゃなくてもよいのですが、今の皆さんは本当に忙しく、疲れていらっしゃいます。
一歩進んで体によいお茶、日々の中に取り入れていただましたら幸いです。
東洋ハーブのお茶が初めての方には『日めくりのお茶』は特にお勧めです。
陰・陽・五行を整える素材に、7種類の異なるベースを使い、ベースに合わせてブレンドバランスも変えている『日めくりのお茶』
7種の異なるベースには今日お話しした浜松産の緑茶、玄米茶、ほうじ茶はすべて入っていますし、いろいろなお茶を飲むことで、自分はどんなお茶が好きだろう?と知るきっかけにもなるかと思います。
(7種のベースは緑茶、玄米茶、ほうじ茶、和紅茶、ジャスミン茶、焙じはとむぎ茶、ルイボス茶になります)
お求めはオンラインショップからどうぞ。
こちらをクリックしてもオンラインショップに飛びます。
よろしければぜひお試しください。
長々と申し訳ありません。
最後までお読みいただき、感謝申し上げます。
それでは、ありがとうございました。
感謝を込めまして。
烏兎
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