烏兎さんから2021年2月の吉日のお知らせ
いつもありがとうございます。
暦のお茶 烏兎です。
もうすぐ立春、新年ですね。
何かと落ち着かない日々ではありますが、新しい年は少しでも穏やかな毎日になってくれるといいなと思います。
烏兎さんから2021年2月の吉日のお知らせ
東洋暦では立春を一年の始まりとしますので、2月3日の立春をもって辛丑年が始まります。
年の運勢などもここから切り替わりますので、なんとなく気持ちも新たになりますね。
この一年が皆様にとって健康で幸せに溢れた良い年となりますことを、心より祈っております。
それでは立春から始まる新しい年、最初の吉日をお伝えさせていただきます🙇♀️
2021年2月の吉日のお知らせ
1日 十二直 平(万事に吉日)
2日 節分(豆まき)・冬土用明け ←124年ぶりに立春が2月3日になるため、節分は2月2日になります!
3日 二十四節気 立春・一粒万倍日 ←立春が3日になるのはなんと124年ぶり!
5日 下弦の月☽・大安吉日・鬼宿日(二十八宿の最良日)
7日 十二直 成(万物成就の日)
10日 一粒万倍日
11日 大安吉日
12日 新月☽・十二直 除(不浄を除く日)
13日 十二直 満(万物が満ちる日)
14日 十二直 平(万事に吉日)・バレンタインデーですね💛
15日 一粒万倍日
16日 大安吉日
18日 二十四節気 雨水
19日 十二直 成(万物成就の日)・牛宿日(二十八宿の吉日)
20日 上弦の月☽
22日 大安吉日・一粒万倍日
24日 十二直 除(不浄を除く日)
25日 十二直 満(万物が満ちる日)・二十八宿 奎(万事に大吉日)
26日 十二直 平(万事に吉日)
27日 満月☽・一粒万倍日
28日 大安吉日
お茶のお作りのご希望の日があればお気軽にお知らせください
※仏滅や不成就日など、凶意のある日と重なっていることもあります
ご確認、ご質問はお気軽にどうぞ!
トピックス・2021年2月の行事
2月の行事といえば節分と立春ですね。
上で書かせていただいたように立春が3日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年ぶり
です。
その節入時刻はなんと23時59分。(出典 国立天文台 節分の日が動き出す https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2021_2.html)
あと1分ずれていれば立春は例年と同じ2月4日となっていたわけです。
(節分は立春の前日と決まっていますので、立春を基準にして日にちが変わります)
ちなみに37年前の昭和59年(1984年)は立春は5日でした。
そしてまた来年は、立春は2月4日になります。
といわけで今年はちょっと珍しい年なんですよね。
うっかり3日に豆をまかないように気を付けないとですね。
2月2日 節分(豆まき)
さて、節分というのは季節を分けると書きます。
ご存知の方も多いかと思いますが、節分は年に4回あります。
立春、立夏、立秋、立冬、すべての前日が節分になります。
その中でも一年の節目となる立春の前日は、現在の暦での大晦日と同じ、やはり特別な一日として恒例行事があります。
ひとつは豆まきですね。豆まきは宮中行事で追儺の儀式がもとになっています。
豆まきの由来について、以下は昨年の2月の吉日に書かせていただいた内容ですが、転載しますのでよかったらお読みください。
節分には「鬼は外」と言いながら豆をまきますね。
これは、季節の変わり目には邪気が入りやすいので、邪気を祓うために行うもので、豆には「魔を滅する」なんて意味もあります。
古くは宮中で追儺の儀式として正式に行われていたもので、陰陽師が大活躍していた平安時代のころからだんだん一般に普及していきました。
ここで祓われる鬼とは疫鬼のことで、疫鬼は疫病を流行らせる存在でした。
さて、ここで問題です。鬼とはどの方角からやってくるものでしょう?
答えは北東です。
北東、十二支でいえば丑寅、つまり鬼門と呼ばれる方角ですが、二十四節気で立春はこの丑寅の方角に位置します。そのため、立春には特に鬼の侵入を防ぐ必要があるのです。
ちなみに、まくための豆は必ず炒り豆でなければならないのですが、これは五行の考えに由来します。
豆に火を入れることで、五行で金となる鬼をやっつけることができるのです。(火は金に強いのです)
炒った豆を食べるのも、体の中の邪気を祓うためですので、年の数プラス福豆一粒、しっかり食べてくださいね。
豆まきで追い払う疫鬼は、疫病を流行らせる鬼とされていますので、今年は盛大に豆をまいて祓いたいものですね。
さてさて、豆まきが終わったら、豆をつまみながら当店のお茶を飲んでくださると嬉しいです。
お茶に炒り大豆を浮かべて飲むのも美味しいですよ!
大晦日ですので、できれば夜は年越しそばも食べてくださいね。
京都の吉田神社では毎年節分の日に節分祭が行われ、そこでは年越しそばを食べたり、恵方巻き(買って帰って新年の立春に食べるそうです)を買うことができるそうですよ。
とても縁起の良い年越し&新年になりそうで、いつか行ってみたいものです。
恵方巻きのお話
恵方巻きといえば近年、節分に恵方巻を食べる風習が定着してきました。
節分のころに太巻き寿司を食べる風習は古くからあり、江戸時代にはすでに大阪の花街で商売繁盛などを祈願して食べていたそうです。
それが現在のように一般的になった理由は諸説ありますが、昭和初期に大阪のお寿司屋さん組合が作った、恵方巻きを普及するためのチラシが現在も残っているそうです。
その後1970年代に、今度は大阪の海苔問屋さんの組合がチラシを撒いたりイベントを主催したりして、徐々に認知度を高めていったようです。
ですので、もともとは大阪にルーツを持つ(これも諸説あります)ようですが、これが今のように全国展開されたのは、1980年代以降、コンビニやスーパーの店先に並ぶようになってからのことです。
関西以外の地域では、まだほんの30年くらいの歴史なのですね。
そしてその恵方巻き、正式なものは7種類の具剤を使って作った太巻き寿司です。
この7種類というのは、七福神を表しています。
ですので最近はロールケーキのようなものも販売されていますが、もしかしたらそれは、神様がお一人しか入っておられないかも(^^;)
デザートとして食べる方が良いのかもしれませんね。
さて、恵方巻きが準備できたらいただきますが、恵方巻きを食べるには決まりごとがあります。
- まずは恵方を向いて食べます
恵方の話
余談ですが恵方というのは全部で4方位しかありません。
干支暦をもとにその年の十干によって決まっていて、今年であれば辛丑(かのとうし)の年ですが、この「辛」が十干にあたり、辛の年なので丙の方角と決まっているのです。
今年の恵方は丙の方角、南南東と表記されることが多いと思いますが、丙はこちらの方角です。
まっすぐ南を向いたら、東(左手側)に軽く向きを変えた感じですね(角度でいうと15度)
今年はそちらの方角に歳徳神様がいらっしゃいます。
さて、恵方が定まったところで恵方巻きを食べる次の手順です。
- 黙って食べます
これは、喋ってしまうと運が逃げるといわれています。
七福神を模した食べ物をいただくわけですから、喋っている隙間から逃げて行かれては困りますね(^_^;)
目を閉じて食べる、笑いながら食べるなどのルールもあるようですが、願い事を頭に思い浮かべながら黙々と食べるというのが基本のようです。
- 一本丸ごと、切らず、休まず、一気に全部食べ切ります
恵方巻きに運が詰まっていると思えば、切って細かくするのが良くないことも、途中で休んでしまうと、断面から運が逃げてしまうというのもわかりますね。
それにしても本当に、面白いことを考えるものですね(⌒∇⌒)
2月3日 立春
さて節分の翌日は立春、いよいよ新しい年となります。
立春は現存する暦でもっとも古い「干支暦(六十干支暦)」の一年の始まりになります。
この日から暦盤上の方位神も移動し、年を司る九星も切り替わりますので、気持ちが新たになりますね。
スタートのお茶などをお持ちの方は、よろしければお飲みいただけたらと思います。
立春を過ぎたらまた短い配布期間ですがバレンタインのお茶をプレゼントにさせていただこうと思っています。
ほか、立春から変更のある事柄などは、サイトの方で後日お知らせさせていただきます。
では皆様、よい新年をお迎えください!
ありがとうございました。
暦のお茶 烏兎
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