烏兎さんから2021年4月の吉日のお知らせ
こんにちは、暦のお茶 烏兎です。
今日から4月、新年度ですね。
この春から新しい生活が始まる皆さまはよいスタートが切れますように。
そうでない方も、春は気持ちが新しくなります。どうぞよい季節をお過ごしください。
烏兎さんから2021年4月の吉日のお知らせ
ここ横浜では桜も満開を過ぎ、ポカポカとした気持ちの良い陽気の日が増えてきました。
花粉はまだまだ飛んでいますし、ここ数日は黄砂も飛んできてアレルギーのある方には辛い日々となっていますが、一日ごとに確かに季節が移ろうのも感じますね。
4月はあまり行事がないのですが、今月も吉日のお知らせをお伝えしたいと思います。
2021年4月の吉日のお知らせ
1日 新年度
2日 十二直 除(不浄を除く日)・鬼宿日(二十八宿の最良日)
3日 大安吉日・十二直 満(万物が満ちる日)
4日 下弦の月☽・二十四節気 清明・十二直 満(万物が満ちる日)・イースター(復活祭) ←母の日のお茶受付スタート
5日 十二直 平(万事に吉日)
8日 灌仏会・花祭り
9日 大安吉日
10日 一粒万倍日・十二直 成(万物成就の日)
12日 新月☽
13日 一粒万倍日
14日 大安吉日
15日 十二直 除(不浄を除く日)
16日 十二直 満(万物が満ちる日)・牛宿日(二十八宿の吉日)
17日 春土用入り・十二直 平(万事に吉日)
20日 上弦の月☽・二十四節気 穀雨・大安吉日
22日 一粒万倍日・十二直 成(万物成就の日)・二十八宿 奎(万事に大吉日)
25日 一粒万倍日
26日 大安吉日
27日 満月☽・十二直 除(不浄を除く日)
28日 十二直 満(万物が満ちる日)
29日 十二直 平(万事に吉日)
30日 鬼宿日(二十八宿の最良日)
お茶のお作りのご希望の日があればお気軽にお知らせください
※仏滅や不成就日など、凶意のある日と重なっていることもあります
ご確認、ご質問はお気軽にどうぞ。
トピックス・2021年4月の行事
今月はイースター、灌仏会、春土用入りをお伝えさせていただきます🌸
4日 イースター(復活祭)
イースター、日本でもなんとなく目にしたり耳にしたりするようになってきましたが、「復活祭」という名前の通り、イエス・キリストが復活したことを祝う、キリスト教の重要な記念日です。
イースターの日にちは教派によって違うことがあるそうですが、日本では春分の日を過ぎた最初の満月の次の日曜日
と決まっているため、だいたい4月の上旬になることが多いようです。(3月のこともあります)
イースターというとイースター・エッグとイースター・バニーが頭に浮かびますが、卵は中から命が誕生することから復活の象徴、多産であるウサギは繁栄の象徴なのだそう。
どこか日本の縁起物と通じるところがあり、東洋と西洋の違い、神様の違いはあれど、願いは共通なのかもしれませんね。
4月は毎年、8日にこの後お伝えするお釈迦様の生誕祭がありますので、卵を食べて甘茶を飲んでと忙しい時期になりそうですね。
クリスマスと年越しそばのようです(⌒∇⌒)
8日 灌仏会・花祭り
さて、こちらは東洋の神様、お釈迦様に縁の日です。
諸説あるのですが、4月8日はお釈迦様の誕生日といわれています。
お釈迦様のお誕生日ですから仏教ではとても大切な日となっており、仏教の三大法要のひとつが灌仏会です。
(あとの二つはお釈迦さまが入滅された日である涅槃会と、お釈迦様が悟りを開いた日である成道会です)
お釈迦様の像で右手を天に、左手を地に向けた姿をご存知の方も多いと思いますが、あの姿はお釈迦様の生誕の姿と伝えられています。
この姿は、お釈迦様が生まれたときに七歩歩き、右手で天を、左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と唱えたという有名な言い伝えに基づいたものですね。
花御堂に置かれたこのお姿の釈迦像に甘茶を灌ぐのが灌仏会の習わしです。
甘茶が使われる理由は、お釈迦様が生まれたときに、天に九頭の龍が現れ清水(甘露水)が注がれ祝福された(産湯に使われた)という逸話に由来しています。
4月8日には多くの寺社で祭典が行われ、その場で甘茶がふるまわれることもあります。
この甘茶は縁起物なんですよ。
灌仏会の甘茶ですった墨で習字を書くと上達がいいとか、赤ちゃんの頭をなでると丈夫に育つとか、厄除け、虫よけになるとか、いろいろなご利益が伝えられています。
ちなみに甘茶とはヤマアジサイの仲間で、発酵すると砂糖の千倍もの甘さとなります。
当店にも昨年から甘茶のお取り扱いがありますが、初めてお飲みになる方は、天然の植物だけでここまで甘くなることに驚かれると思います。
ちなみに違う植物ですが、「アマチャヅル」という植物もあり、甘茶蔓茶もお取り扱いしています。
お寺に足を運べなくても、4月8日にはよかったら縁起物の甘茶をお飲みください。
4月30日が旧暦の灌仏会になります。お飲みになるのはどちらでもよいと思います。
今年から当店のブレンドはすべて「甘茶オプション」をお付けできるようになりましたので、好みのお茶に甘茶を加えてお飲みになるのもよいかと思います✨
17日 春土用入り
一年の中に季節は春、夏、秋、冬ですが、それぞれの季節の変わり目には「土用期間」があります。
木火土金水の五行では、春=木、夏=火、秋=金、冬=水となっていますが、残ったひとつの五行、土がこの土用期間にあたります。
土の時期ばかり年に4回もあるのですね。
土の作用というのは強く、人が亡くなると「土に還る」といいますが、土のはたらきにはすべてを壊して無に帰すという作用があります。
命を分解し、養分に変換していく、破壊と再生のはたらきを持ちます。
人の体に当てはめると土(脾)は胃や消化器系を司りますが、胃腸消化器系の、摂取した食べ物を分解し、養分と不要物に分けるはたらきなどは、このように土のはたらきそのものなのですね。
土用期間は土の支配下にあたりますので、脾胃が影響を受けやすくなってしまうのです。
春夏秋冬、いずれの場合も土用の時期は脾胃をよくいたわって、消化の良い食べ物を良く噛んで食べるようにしてください。
それでは、今月はここまでとさせていただきます。
よろしければ来月もお読みください。
ありがとうございました。
暦のお茶 烏兎
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