暦の話
こんばんは、烏兎のマスターです。
今日は2019年1月9日ですので、すっかりお正月気分も抜け、普段と同じ日常をお過ごしのことと思います。
七草粥を食べる人日の節句も過ぎて、スーパーやコンビニの広告も、節分の恵方巻きが目立つようになってきましたね。
暦の話
当店はお客さまのお茶を、暦で吉日を選んでお作りしています。
日の干支、九星、六曜、月齢、歴注、十二直、二十八宿・・・
すべてにおいて良い日はそうそうないですが、取捨選択をしながら、少しでも良い日にお作りしたいと思って選んでいます。
もっとも重きを置いているのは日の九星と日の干支ですので、お客さまの星によっては数日お待ちいただいたり、逆に、お求めのご連絡をいただいてすぐに慌ててお作りしたり、星によって変わるのがまたパーソナルな感じがあってよいなと思っています。
日を選ぶのは縁起担ぎでしかないかもしれませんが、やっぱり縁起は悪いより良い方がよいと思いますし、小さくても縁起の良いものを集めていくと、いつの間にか縁起のいい人になっているなんてこともあるかもしれませんよね。
もちろん、日を気にしない方というはすぐにお作りいたしますのでお気軽にお申し付けくださいね!
さて、そんなこともあってとにかく日に何度も暦を見るのですが、それ以外にも例えば、新作のブレンドをいつ出すかなども暦を見て決めています。
当店はオープンの日も暦で決めましたが、よいお客さまばかりがいらしてくださるのは、もしかしたらそのおかげかもしれません(^^)
新しい年は立春から
東洋の暦は干支暦を基本に、そこに陰陽五行説や九星、二十四節気、撰日や雑節などが加わっていき今の暦が作られていますが、年の始まりは立春になります。
今日は2019年1月9日とお伝えしましたが、年が明けて干支も戌年から亥年に変わったと思われている方が多いと思います。
しかし年の干支は立春で切り替わりますので、今はまだ戌年なんですよね。
お正月はお正月で楽しくてよいのですが、やっぱり年が変わるのは立春だと思ってしまっているので、皆さんがお正月を新しい気持ちで迎えたり、新しい年にワクワクするような気持ちを、烏兎さんは立春に感じるんですよね。
年の干支ばかりではなく年盤の九星が切り替わるのも立春ですので、運勢も立春から変わっていきます。
そんなわけで烏兎さんは立春が特別好きなんですよね。
暦の勧め
暦を見ていると本当に楽しいんですよ。
例えば、日本には素敵な言葉、素敵な行事がたくさんあることに気づかされます。
少しご紹介しましょうか。
よくご存じの物もあると思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。
お茶を作るのに特に好まれるのは年に数日しかない、天の赦しがあるという「天赦日」ですが、そのほかに縁起の良い撰日の、この日に撒いた種は万倍に実るという「一粒万倍日」や、もちろん、六曜でも仏滅や赤口よりも大吉や先勝の方がいいですよね。
逆に避けたいのは不成就日や三伏、十二直では破や閉など、あまり事を起こすのに向いていない日があります。
金運と芸事によいという己巳日や収穫を祈り感謝する社日、月齢では新月、満月、上弦の月、下弦の月、十三夜、十五夜、十六夜、年に二回しかない二十六夜待ちなど・・・
烏兎さんが特に好きなのは6月末の大祓「夏越の祓」と十二直で不浄を祓い百の凶を取り除くという「除」の日です。
浄化される日が好きなんですね。
病気や不調って、やっぱり不浄のものですので、祓って差し上げたいという思いがあるのかもしれません。
もちろん、私にはそんな力はありませんが、自然の力が働くハーブティには、もしかしたらそんな不思議なパワーがあるかもしれません^^
長くなりますのでこの辺りで止めておきますが、烏兎ではただいま立春に飲んでもらいたい「スタートのお茶」プレゼントを行っております。
詳細はオフィシャルサイトかオンラインショップへお越しください。
以上、本日は暦の話をさせていただきました。
烏兎ではお茶のお作り日のご相談から結婚式に適した日まで、お客さまのご希望をお伺いしています(結婚式はジョークです^^)。
どうぞお気軽にお申し付けください!
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