月夜見茶のおともに☽2024年の月暦☾

酷暑の夏が続いておりますが、さすがにもっとも暑い時期は抜けた気がする9月初日です。

夕方の、まだ湿度と熱気を帯びた大気の中にあっても陽の落ちる時間は早くなり、確実に秋の気配を感じられるようになりましたね。

夜空に浮かぶ月も、秋のお月見シーズンに突入です。

当店の楽しいお茶のひとつ、秋のお月見シーズン限定の『月夜見茶』をさらに楽しんでいただくために、今年も烏兎さんからお月見用の月暦をお伝えします。

厳しい夏の疲れを癒すように、ぜひ秋の夜長をお楽しみくださいませ(⌒∇⌒)

月夜見茶のおともに☽2024年の月暦☾

月の暦バナー

立秋から早くもひと月近くが過ぎ、9月17日の十五夜から今年のお月見シーズが始まります。

店先に並ぶ和菓子も、さつま芋や栗、柿などの素材が秋の訪れを教えているようですね。

そして秋を目いっぱい楽しむためにも、お月見は外せないイベントです。

そんなわけでぜひ、烏兎の月暦をご活躍ください🌙

烏兎の月暦用語解説

暦の前に、用語の解説を載せておきます。
よろしければこちらを参照しながらご覧ください。

  • 新月 別名は朔、朔日、月発ち、月立ちなど
  • 二日月 別名を繊月、既朔(既に朔)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています
  • 三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります
  • 上弦の月 🌓 別名は弦月(げんげつ)、弓張月(ゆみはりづき)、上の弓張り(かみのゆみはり)、玉鉤(ぎょっこう)
  • 九夜月 旧暦九日の月
  • 十日月 旧暦十日の月、旧暦十月十日の月見が特別とされています
  • 十三夜 旧暦十三日の月、満月の次に美しい月といわれています
  • 小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)
  • 十五夜 旧暦十五日の月
  • 満月 別名は望(ぼう)、望月(もちづき)
  • 十六夜 旧暦十六日の月、別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです
  • 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです。少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです
  • 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります
  • 寝待月 寝て待つ月です。臥待月とも呼ばれます。もう月の出も遅くなるので、寝ながら待とうという月です
  • 更待月 夜更けに昇る月を待ちます。別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で21時~23時ごろです
  • 下弦の月 🌗 別名は弦月(げんげつ)、弓張月(ゆみはりづき)、上の弓張り(かみのゆみはり)、玉鉤(ぎょっこう)
  • 二十三夜 旧暦二十三日の月、二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます
  • 二十六夜 旧暦二十六日の月、逆さ三日月の状態で昇ります。二十六夜の月待ちは願いが叶うといいます
  • 晦日月 月は姿を隠します。月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

2024年9月の月暦☽

2日 晦日月

3日 🌑新月(乙女座の新月♍)

4日 二日月

5日 三日月

11日 🌓上弦の月九夜月

12日 十日月

15日 十三夜

16日 小望月

17日 十五夜、中秋の名月、芋名月、三五の月
※🌝9月17日は中秋の名月です

18日 🌕満月(魚座の満月♓)、十六夜、部分月食

19日 立待月

20日 居待月

21日 寝待月

22日 更待月

25日 🌗下弦の月、二十三夜

28日 二十六夜

トピックス 🌝9月17日 十五夜(中秋の名月)

9月17日は皆さんもよくご存じの中秋の名月ですね。
お団子を食べたりススキを飾ったり、様々に楽しまれると思います。

中秋の名月に関しては由来などをこちらの記事に詳しく書かせていただきましたので、よろしければこちらもご覧ください。

台風の多い今年、せっかくの十五夜はお天気に恵まれるといいですね。

2024年10月の月暦

2日 晦日月

3日 🌑新月(天秤座の新月♎)、金環日食

4日 二日月

5日 三日月

11日 🌓上弦の月九夜月

12日 十日月

15日 十三夜、後の月

※🌝10月15日の十三夜は後の月です

16日 小望月

17日 🌕満月(牡羊座の満月♈)、十五夜、スーパームーン

18日 十六夜

19日 立待月

20日 居待月

21日 寝待月

22日 更待月

24日 🌗下弦の月

25日 二十三夜

28日 二十六夜

31日 晦日月

トピックス 🌝10月15日 十三夜、後の月

10月15日の十三夜は後の月、栗名月、豆名月とよばれ、江戸時代には中秋の名月、二十六夜待と合わせて三大月見と呼ばれたお月見の一つで、特に美しい月とされています。

十三夜の月

十五夜の月見と十三夜の月見は江戸時代からセットになっていて、どちらか一方しか見ないことを「片月見(または片見月)」と呼んで縁起がよくないといわれています。

ぜひ9月の中秋の名月と10月の十三夜、どちらもご覧くださいませ。

2024年11月の月暦

1日 🌑新月(蠍座の新月♏)

2日 二日月

3日 三日月

9日 🌓上弦の月九夜月

10日 十日月、十日夜
※🌝11月10日の十日月は十日夜(とおかんや)です

13日 十三夜

14日 小望月

15日 十五夜

16日 🌕満月(牡牛座の満月♉)、十六夜

17日 立待月

18日 居待月

19日 寝待月

20日 更待月

23日 🌗下弦の月、二十三夜

26日 二十六夜

30日 晦日月

トピックス 🌝11月10日 十日夜(とおかんや)

十日夜は農耕行事ですので、お月見を楽しむための行事ではないのですが、月にお供えをするなどの風習があり、秋のお月見は旧暦10月10日の十日夜をもって終了となります。

三番目のお月見「十日夜」

秋を十分楽しんだね、また来年頑張ろうねと区切りを付ける一日。

ぜひこの十日夜まで秋のお月見としてお楽しみんくださいませ。

案山子写真

吹く風も少し涼やかさを感じるようになる秋。

秋は悲しみの季節ですが、そんなもの悲しさを大きな慈愛で包むような月明かりの大きな暖かさ。

月読神の名をいただいた月夜見茶をお供に、ぜひ秋の月をお楽しみくださいませ。

令和6年 新秋の候

暦のお茶 烏兎

烏兎さんの月暦

Posted by Master