烏兎さんから2021年11月の吉日のお知らせ

こんにちは、暦のお茶 烏兎です。
秋もすっかり深まったと思ったら、もう冬の訪れです。
気付けば2021年もあと2カ月で終わりますね。
街に出ればお店にはクリスマスグッズが並んでいます。
旅行やレジャーの計画を立てている方もおられるかもしれませんね。
今月も皆様がお元気でよい日々を過ごせることを祈って、11月の吉日をお伝えいたします。

烏兎さんから2021年11月の吉日のお知らせ

11月吉日バナー

秋のお月見シーズンも11月で終わりを迎え、当店の季節のお茶も立冬から冬のお茶に切り替わります。
この冬がどんな季節になるのかわからないですが、健康に留意して過ごせるといいですね。

一般的に、病気になると、健康維持のためにかかる費用の3倍は必要になるそうです。
体も心も健やかでいられるよう、日ごろの養生が大切ですね。
季節ごとに気を付けるポイントも変わってきますので、秋には秋の、冬には冬の養生に気を配りながら、この冬も元気に乗り越えて参りましょう。

今月は2021年最後の天赦日が訪れます。
かなりパワフルな日となりますので、ぜひぜひ有意義にお使いください。

2021年11月の吉日

リスイラスト

1日 大安吉日・十二直 平(万事に吉日)

4日 二十八宿 奎(万事に大吉日)

5日 新月🌑

6日 秋土用明け・大安吉日・一粒万倍日・十二直 成(万物成就の日) ←月夜見茶オーダー受付最終日です

7日 二十四節気 立冬・十二直 成(万物成就の日) ←暦のお茶冬「こたつでみかん」再販スタートです

9日 一粒万倍日

10日 一粒万倍日

11日 上弦の月🌓

12日 天赦日・甲子日・大安吉日・十二直 除(不浄を除く日)・鬼宿日(二十八宿の最良日) ←2021年最後の天赦日、そして最上の吉日です

13日 十二直 満(万物が満ちる日)

14日 十二直 平(万事に吉日)

17日 己巳日

18日 大安吉日

19日 満月🌕(部分月食)・十二直 成(万物成就の日)

21日 一粒万倍日

22日 二十四節気 小雪・一粒万倍日

24日 大安吉日・十二直 除(不浄を除く日)

25日 十二直 満(万物が満ちる日)

26日 十二直 平(万事に吉日)・牛宿日(二十八宿の吉日)

27日 下弦の月🌗

30日 大安吉日

※仏滅や不成就日など、凶意のある日と重なっていることもあります
ご確認、ご質問はお気軽にどうぞ。

トピックス・2021年11月の行事

11月は行事はあまりないのですが、最後のお月見、三の月である「十日夜」と、今月は部分月食が重なっている満月があります。
月夜見茶も11月6日までオーダーいただけますので、冬のお月見用にご用意しておいてくださると嬉しく存じます。

それでは、今年というよりも、過去数年の間でも一番の吉祥日となる、2021年最後の天赦日からお伝えさせていただきます。

12日 天赦日

今月は2021年最後の天赦日がやってきます。
この日はほかにも吉日が重なっており、特に良い日が凝縮されたような一日となっております。

夏空イメージ

天赦日はその文字の通り、天の赦しがある日といわれ、暦上では最上の吉日とされており、年に6~8日ほどしかありません。

2021年(令和3年)の天赦日は6日。
その最後の一日が12日に訪れます。

この日の暦は

  • 日の干支 甲子
    (六十干支の最初の日で水生木の相生。六十干支中最も縁起の良い干支の組合せ)
  • 中宮九星 六白金星
  • 六輝 大安吉日
  • 十二直 不浄を祓い百の凶を取り除く「除」の日
  • 二十八宿 鬼宿日 二十八宿中最も吉となる日
  • 陰陽道の暦 天恩日、月徳神

マイナスとなる要素のない日でもあるため、仮に点数換算した場合、今年だけでなく過去数年内でも群を抜いた数値の高さとなります。

このような吉祥日にお作りしたお茶を、お客様にお飲みいただけたら大変嬉しく存じます。

ぜひぜひ、この日のお作りをご用命くださいませ。

※オーダーの際は備考欄やメッセージ等で「天赦日のお作り希望」とお知らせください

お作りはオーダーをいただいた順番に作っていきますので、この日のお作りに、さらに陽の気が満ちた午前中のお作りを充てたい場合はご連絡だけでもお早目にいただけると助かります🙇‍♀️

次の天赦日は2022年1月11日。
なんとこの日は当店開店4周年の日となります。めでたいですねー😊
天赦日にたくさんのお茶が作れると嬉しいです。

17日 己巳日

続いて17日の己巳日は、福を授ける神様、弁財天の縁日になります。

弁天様イラスト

芸事に長けた神様ですが、何より嬉しいのは金運に良い日という点ですね。
何にせよ、縁起の良い日は嬉しいものです。

お財布を買ったり貯金したり、くじを買ってみたり、楽しい過ごし方を見つけてくださいね。

14日の十日夜と19日の満月については、このあとの月の暦でお伝えさせていただきます。

2021年11月の月暦

11月月の暦バナー

中秋の名月、十三夜と楽しまれたことと思います。

秋のお月見シーズンも次の十日夜で最後になりますので、今年最後の月の暦をお伝えさせていただきます。

月夜見茶は11月6日まで販売します。

2021年11月☽月の暦

月の満ち欠けイラスト

4日 🌜晦日月 月は姿を隠します 月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

5日 🌑新月、朔、朔日、月発ち、月立ち

6日 🌒繊月 別名を既朔(既に朔)、二日月(ふつかづき)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています

日 🌙三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります

11日 🌓上弦の月 弓張月(上弦の月の別名)

13日 🌓九夜月

14日 🌛十日月 特に旧暦十月十日の月見が特別とされています ※三の月 十日夜の収穫祝いはこの日に行います(11月10日に行う地域もあります)

17日 🌔十三夜 満月の次に美しい月といわれています

18日 🌔小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)

19日 🌕満月 十五夜 別名は望(ぼう)、望月(もちづき)など ※この日は部分月食になります
11月の満月の別名はビーバームーン(Beaver Moon)です。ビーバーの巣作りの時期にあたるそうですよ。また、Frost Moon(霜月)という呼び名もあり、こちらは日本の霜月と同じ意味ですね

20日 🌖十六夜 別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです

21日 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです 少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです

22日 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります

23日 寝待月 寝て待つ月です 臥待月とも呼ばれます

24日 更待月 夜更けに昇る月を待ちます 別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で、だいたい22時ごろです

27日 🌗下弦の月 二十三夜 二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます

30日 🌜二十六夜 逆さ三日月の状態で昇ります

※今月のお月見は三の月で十日夜です。11月14日が十日夜にあたります
※月夜見茶は11月6日まで販売いたします。

お月見のラストは「十日夜」(11月14日)

秋のお月見シーズンの有終の美を飾るのは、「三の月」とも呼ばれる「十日夜」です。

十日月画像
十日月(だいたい)

とはいえ三の月は、旧暦10月10日に行われる「十日夜(とおかんや、とおかや)」という農耕行事になります。
この日は稲刈りも終え、田の神様が山に帰る日といわれています。

この行事は東日本特有のもので、西日本ではこの時期に行われる「亥の子」という行事にあたります。

亥の子餅の写真
亥の子に食べる亥の子餅。食べたい!

東日本でも地域によって行事の内容が違っていて、十五夜のお月見と同じく月にお供えをするところもあれば、稲刈りが終わった後の藁で地面を叩きながら子供たちが歌ったり、長野では田畑を守ってくれた案山子を下げ、お供えをして祀ったりと様々です。

案山子写真

東日本でも西日本でも、十日夜は収穫を終えたお祝いや翌年の豊作を願う行事となっていて、この日をもって神様も案山子も人々もお疲れさまと一区切りつけるのですね。

十日夜は暦の上では冬の行事になります。
地域によっては雪が降っているところもありますし、お月見をするにはちょっと寒い時期かと思いますが、本格的に冬に入る前に、「ひとまずお疲れ様」とのんびりしてくださいね。

とはいえ今月はこの後訪れる満月もちょっと特別ですので、美味しいお茶はまだ飲み尽くさないでくださいね。

今月の満月は部分月食(11月19日)

11月19日の満月は部分月食となります。

月食について、烏兎さんのつたない知識で語るより、大好きな国立天文台のサイトに動画がアップされていたのでこちらをご紹介します。
動画掲載元 11月19日は部分月食(2021年11月) 国立天文台

「たいへん深い」部分月食を見てみよう
11月19日の夕方から宵にかけて、全国で部分月食が見られます。

月食は、月が地球の影に入ることによって起こります。地球の影(本影)によって全て隠される「皆既月食」と、一部が隠される「部分月食」があります。今回は部分月食ですが、月の大部分が影の中に入り込みます。

部分月食の始まりは、16時18.4分です。ただし、北海道や東北地方北部を除く地域では、月食の始まりは月が地平線の下にあって見られず、月が欠けた状態で空に昇ってくる月出帯食(げつしゅつたいしょく)となります。今回の月食は、とくに前半で月の高度が低いので、東の空が開けた場所で観察しましょう。

月が最も欠けて見える、食の最大は18時02.9分です。皆既月食の場合には、完全に影の中に入った月が赤黒い色(赤銅色とも呼ばれる)になって見えることが多いのですが、一方で、多くの部分月食では影の部分の色は暗いだけではっきりしません。ただ今回の部分月食では月の大部分が影に入りますので、食の最大の頃には影の部分が色づいて見えるかもしれません。

月はその後、空を昇りながら地球の影から出ていきます。19時47.4分には月が影から離れ、部分月食が終わります。

11月19日は部分月食(2021年11月) 国立天文台

月食について、専門的で間違いのない情報をお伝えした後は、個人的で多解釈のできるお話を。

日食も月食も、月と太陽と地球が一直線に並ぶことは間違いないのですが、日食が太陽・月(新月)・地球の順に並ぶのに対して、月食は太陽・地球・月(満月)の順に並んだときに起こります。

月と太陽のエネルギーが混ざり合って流れてくるという点では同じなのですが、月食の場合、地球が太陽と月に挟まれていることで、地球(自分)を中心に、両側から月(陰)と太陽(陽)のエネルギーが混ざり合う、エネルギーの流れ方の違いがあります。

どちらもエネルギーがパワフルに高まることは間違いないのですが、太陽の作用が強い日食はよりエネルギーアップ、月の作用が強い月食はより浄化力がアップするイメージです。

こういうスペシャルな夜は、ぜひ浄化力の強いお茶を飲みながらお過ごしいただけたらと思います😉

月夜見茶の販売は6日までですが、お買い置きいただき、19日の満月もお楽しみいただけましたら幸いに存じます。

浄化三茶もお勧めです😊

今月のご試飲茶、11月は暦のお茶 冬「こたつでみかん」です

毎月のご試飲茶プレゼント、立冬からは暦のお茶 冬「こたつでみかん」のご試飲をプレゼントさせていただきます。

こたつでみかんをお求めくださったお客様には、ベース違いでお作りさせていただきますね。
(もしくは違うお茶をお作りするかもしれません。楽しみになさってくださいね)

ご試飲プレゼントは1回のご購入につき送料を除く合計2,000円以上のお求めが対象となります。
(1回のお求めにつき1杯)

季節のお茶の中ではもしかしたら一番人気かもしれない「こたつでみかん」
この機会にぜひお味見くださいませ。

今月も最後までお読みくださりありがとうございました。

皆様に良い毎日となりますように。

ありがとうございました。

暦のお茶 烏兎