月夜見茶のおともに☽2022年 秋の月暦☾

立秋から再販となる月夜見茶をより楽しんでいただけるよう、秋の月の暦をお伝えさせていただきます。
お月見の魅力を楽しみながら、お茶のひと時を過ごしていただけたら嬉しく思います。

月夜見茶のおともに☽2022年 秋の月暦☾

これから秋のお月見シーズンに向けて、月がどんどんきれいに見えるようになりますね。
普段のお月見もちょっと楽しくなるような、素敵なお月見の暦をお伝えします🌙

2022年8月の月暦☽

5日 🌓上弦の月

6日 九夜月

7日 十日月 旧暦十月十日の月見が特別とされています

10日 十三夜 満月の次に美しい月といわれています

11日 小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)

12日 🌕満月 別名は望(ぼう)、望月(もちづき) 十五夜
8月の満月は水瓶座の満月♒。別名をSturgeons Moon チョウザメ月と呼ばれています

13日 十六夜 別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです

14日 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです。少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです

15日 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります

16日 寝待月 寝て待つ月です。臥待月とも呼ばれます。もう月の出も遅くなるので、寝ながら待とうという月です

17日 更待月 夜更けに昇る月を待ちます。別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で21時~23時ごろです

19日 🌗下弦の月

20日 二十三夜 二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます

23日 二十六夜
🌝この日の二十六夜は江戸時代に中秋の名月(十五夜)、後の月(十三夜)と合わせて三大月見と呼ばれたお月見の一つで、月光の中に弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)の姿が現れるといわれています。月は逆さ三日月の状態で昇り、二十六夜の月待ちは願いが叶うといわれています

26日 晦日月 月は姿を隠します。月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

27日 🌑新月、朔、朔日、月発ち、月立ち
8月の新月は乙女座の新月♍。

28日 繊月 別名を既朔(既に朔)、二日月(ふつかづき)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています

29日 三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります

2022年9月の月暦☽

4日 🌓上弦の月 九夜月

5日 十日月 旧暦十月十日の月見が特別とされています

8日 十三夜 満月の次に美しい月といわれています

9日 小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)

10日 🌕満月 別名は望(ぼう)、望月(もちづき) 十五夜、中秋の名月、芋名月、三五の月
🌝9月10日は中秋の名月です。月が一年で一番美しいといわれている日です
9月の満月は魚座の満月♓。別名をHarvest Moon(収穫月)と呼ばれています

11日 十六夜 別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです

12日 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです。少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです

13日 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります

14日 寝待月 寝て待つ月です。臥待月とも呼ばれます。もう月の出も遅くなるので、寝ながら待とうという月です

15日 更待月 夜更けに昇る月を待ちます。別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で21時~23時ごろです

18日 🌗下弦の月 二十三夜 二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます

21日 二十六夜 逆さ三日月の状態で昇ります。二十六夜の月待ちは願いが叶うといいます

25日 晦日月 月は姿を隠します。月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

26日 🌑新月、朔、朔日、月発ち、月立ち
9月の新月は天秤座の新月♎。

27日 繊月 別名を既朔(既に朔)、二日月(ふつかづき)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています

28日 三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります

2022年10月の月暦

3日 🌓上弦の月

4日 九夜月

5日 十日月 旧暦十月十日の月見が特別とされています

8日 十三夜 満月の次に美しい月といわれています
🌝この日の十三夜は後の月、栗名月、豆名月とよばれ、江戸時代には中秋の名月、二十六夜待と合わせて三大月見と呼ばれたお月見の一つで、特に美しい月とされています

9日 小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)

10日 🌕満月 別名は望(ぼう)、望月(もちづき) 十五夜
10月の満月は牡羊座の満月♈。別名をHunter’s Moon(狩猟月)と呼ばれています

11日 十六夜 別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです

12日 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです。少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです

13日 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります

14日 寝待月 寝て待つ月です。臥待月とも呼ばれます。もう月の出も遅くなるので、寝ながら待とうという月です

15日 更待月 夜更けに昇る月を待ちます。別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で21時~23時ごろです

18日 🌗下弦の月 二十三夜 二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます

21日 二十六夜 逆さ三日月の状態で昇ります。二十六夜の月待ちは願いが叶うといいます

24日 晦日月 月は姿を隠します。月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

25日 🌑新月、朔、朔日、月発ち、月立ち
10月の新月は蠍座の新月♏。部分日食(日本では観測できません)

26日 繊月 別名を既朔(既に朔)、二日月(ふつかづき)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています

27日 三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります

2022年11月の月暦

1日 🌓上弦の月

2日 九夜月

3日 十日月 特に旧暦十月十日の月見が特別とされています
🌝この日の十日月は別名を十日夜(とおかんや)といい、収穫を祝ってお月見をします。別名を三の月とも呼び、十五夜、十三夜とともにお月見を楽しまれています

6日 十三夜 満月の次に美しい月といわれています

7日 小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)

8日 🌕満月 別名は望(ぼう)、望月(もちづき) 十五夜
11月の満月は牡牛座の満月♉。別名をBeaver Moon(ビーバームーン)、Frost Moon(霜月)と呼ばれています。※皆既月食(全国で観測できます)

9日 十六夜 別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです

10日 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです。少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです ※3日の十日夜のお月見をこの日に行う地域もあります

11日 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります

12日 寝待月 寝て待つ月です。臥待月とも呼ばれます。もう月の出も遅くなるので、寝ながら待とうという月です

13日 更待月 夜更けに昇る月を待ちます。別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で21時~23時ごろです

16日 🌗下弦の月 二十三夜 二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます

19日 二十六夜 逆さ三日月の状態で昇ります。二十六夜の月待ちは願いが叶うといいます

23日 晦日月 月は姿を隠します。月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

24日 🌑新月、朔、朔日、月発ち、月立ち
10月の新月は射手座の新月♐。

25日 繊月 別名を既朔(既に朔)、二日月(ふつかづき)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています

26日 三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります

30日 🌓上弦の月

特別なお月見の日

このように秋はお月見行事が目白押しです
中でも特に外したくなりお月見の日を書いておきますね

🌝8月23日 二十六夜待

二十六夜待、二十六夜講とも呼ばれ、こちらは夜のお月見ではなく明け方の月を愉しむお月見です。

二十六夜の月はだいたい真夜中の丑の刻あたりに昇り、夜明けごろの明るくなり始めた東の空で白く輝きます。

月は逆さ三日月の状態で現れ、隠れた月の中に弥陀三尊の姿が現れるといいます。

弥陀三尊とは阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩のことで、月の中に三尊の姿が現れ、この月の出を拝むと願いが叶うといわれていました。

江戸時代には中秋の名月(十五夜)、後の月(十三夜)と合わせて三大月見と呼ばれ、大いに楽しまれた風習です。

こちらのブログに詳しい解説が書かれていましたので、よかったらぜひ読みに行ってもらえたらと思います。

こちらによると弥陀三尊は、月のウサギそのものなのだそうです。

特別な二十六夜待ちは陰暦1月と7月の2度、楽しんでいただけます。

🌝9月10日 十五夜(中秋の名月)

お月見団子は収穫に感謝し、その年収穫したお米を搗いて作ります。
供える数には二説あって、その年の満月の数と、十五夜だから十五個という説です。

また、別名を芋名月と呼ぶくらいですので、里芋やさつま芋を供えたり、お芋の餡でお団子をくるんだりします。

ススキを飾るのは、稲穂に見立てています。

お月見について詳しくは、過去の記事ですがよろしければこちらもお読みください。

🌝10月8日 十三夜 後の月、栗名月、豆名月

十五夜のお月見とセットになっていて、十五夜に月見をしたら、十三夜にも必ず月見をしないと片月見や片見月と呼ばれ、縁起が悪いこととされています。

十三夜のお飾りも十五夜と同じでよいのですが、お団子の数は十三夜なので13個といわれています。

🌝11月3日(一部10日) 十日夜(とおかんや)

旧暦10月10日の十日夜は稲刈りも終え、田の神様が山に帰る日といわれています。

この行事は東日本特有のもので、西日本ではこの時期に行われる亥の子という行事がこれにあたります。

東日本でも地域によって行われる内容が違っていて、十五夜のお月見と同じく月にお供えをするところもあれば、稲刈りが終わった後の藁で地面を叩きながら子供たちが歌ったり、長野では田畑を守ってくれた案山子を下げ、お供えをして祀ったりします。

東日本でも西日本でも、十日夜は収穫を終えたお祝いや翌年の豊作を願う行事となっていて、この日をもって神様も案山子も人々もお疲れさまと一区切りつけるのですね。

こうしてお月見シーズンは8月から11月まで長い期間がありますが、お月見の頃は月に感謝する時期でもあります。

月を愛でたい夜には、ぜひ月夜見茶を飲みながらお月見を楽しんでいただけたらと思います。

ありがとうございました。

暦のお茶 烏兎