烏兎さんから2021年9月の吉日のお知らせ

こんばんは。暦のお茶 烏兎です。
災害が多く、暑かった8月も終わりですね。
夏休み、今年もどこにも行けなかったという方も多いのではないかと思いますが、いろいろなことが一日も早く落ち着くことを祈るばかりです。
そんな時期ではありますが、平和なところでは烏兎さんはお気に入りのケーキ屋さんのモンブランがいつから販売になるかが気になっております🍰
秋はやっぱり、食べ物が美味しいですものね🌰
さて、今月も吉日をお伝えさせていただきます。

烏兎さんから2021年9月の吉日のお知らせ

今月は取り上げることが多いので前置きは省略して、さっそく9月の吉日をお伝えいたしますよ~

2021年9月の吉日

1日 一粒万倍日

2日 二十六夜待☾

3日 牛宿日(二十八宿の吉日)

5日 大安吉日・十二直 成(万物成就の日)

7日 新月🌑・二十四節気 白露 ←何かを出すかもしれません。シンプルなやつ

9日 重陽の節句・一粒万倍日・二十八宿 奎(万事に大吉日)

10日 大安吉日

11日 十二直 除(不浄を除く日)

12日 十二直 満(万物が満ちる日)

13日 甲子日・十二直 平(万事に吉日)

14日 上弦の月🌓

16日 大安吉日・一粒万倍日

17日 鬼宿日(二十八宿の最良日)

18日 己巳日・十二直 成(万物成就の日)

20日 お彼岸入り・敬老の日 ←補腎の縁側で飲むお茶など贈り物にいかがでしょうか

21日 中秋の名月🌕・満月☽・一粒万倍日

22日 大安吉日

23日 秋分の日(秋分 4時21分)・お彼岸中日・十二直 除(不浄を除く日)

24日 十二直 満(万物が満ちる日)

25日 十二直 平(万事に吉日)

26日 お彼岸明け

27日 秋の社日

28日 大安吉日・一粒万倍日

29日 下弦の月🌗

30日 十二直 成(万物成就の日)

※仏滅や不成就日など、凶意のある日と重なっていることもあります
ご確認、ご質問はお気軽にどうぞ。

トピックス・2021年9月の行事

9月は行事が多いので、サクサク参りましょう。
※2日の二十六夜待は後述します

9日 重陽の節句

重陽の節句は菊の節句です。

重陽=陽が重なるという意味ですが、九という数字は極陽の数字ですので、最大の陽が重なるおめでたい日とされています。

菊の季節であることから、重陽の節句には菊の花を愛でたり、菊の花を使ったお茶やお酒を楽しんだりします。

当店の菊花茶シリーズ、たくさん種類がありきっとお好きなお茶があると思いますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいな。

13日 甲子日 18日 己巳日

甲子日(きのえねび)と己巳日(つちのとみび)、よくご紹介しておりますが、どちらも干支暦で縁起の良い日となります。

甲子日というのは六十干支の最初にあたり、特に縁起がよいとされています。
(ちなみに甲子の年は、もっとの縁起が良い年となります)
スタートに適した日ですので、ぜひこの日のお作りのお茶や、この日から飲み始めるなどの節目の日にしていただけたらと思います。

また己巳日は弁財天さまを祀る日で、弁財天さまは美と芸と金運に強い神さまですので、こちらも縁起の良い日ですね。

どちらもちょっと嬉しい縁起日です。

20日~24日 秋分、お彼岸

秋分、そして秋のお彼岸ですね。

8月のお盆ではご先祖様があちらの世界から戻ってこられますが、お彼岸は昼夜の長さがほぼ等しくなり、真東から太陽が昇り真西に沈む時期に、彼岸(あちら側の世界)と此岸(こちら側の世界)がつながると考えられています。

大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」では一日の中であちらとこちらがつながるタイミングを取り上げていましたが、春分と秋分は一年単位の中の、あちらとこちらがつながる時期になります。

お墓参りも行きたいところですが、このご時世でなかなかですよね。せめてご自宅で手を合わせて、今は亡き大切な人に思いを馳せるとよいのではないかと思います。

27日  秋の社日

社日は年に2回、春分と秋分に近い戊(つちのえ)の日に行われる行事で、春には豊作祈願、秋には収穫感謝で産土の神様をお祀りします。

お彼岸は仏教に由来している行事ですが、社日は神道行事ですね。(神社に詣でます)

この日は大地の恵に感謝しながら、産土の神様を参拝するのがよいとされています。

こんな時期ですので神社参拝に行かずとも、自然の恵みに感謝して過ごされるとよいと思います。

秋のお月見シーズンスタート

さて、今月は中秋の名月を迎えますが、いよいよ本格的に秋のお月見シーズンがスタートします。

2日の二十六夜待から11月14日の十日夜まで(10月18日の後の月までとすることもあります)、秋の美しい月を何度も楽しめますので、ぜひ美味しいお団子とお茶を準備してお待ちくださいませ。

お月見に関してはこちらのブログで過去にも何度か取り上げておりますし、こちらに少し詳しく書いておりますのでよろしければご覧ください。


それでは、まずは月の暦からお伝えいたします。

2021年9月☽月の暦

秋の楽しいお月見ですね🎑

9月2日 🌜二十六夜 逆さ三日月の状態で昇ります ※お月見の二十六夜待はこの日です

9月6日 🌜晦日月 月は姿を隠します 月篭りから晦(つごもり)と呼ばれるようになりました

9月7日 🌑新月、朔、朔日、月発ち、月立ち

9月8日 🌒繊月 別名を既朔(既に朔)、二日月(ふつかづき)ともいい、月は見えないことが多いのですが、まれに繊維のように細い月が見えることかららこのように呼ばれています

9月9日 🌙三日月 新月後、最初に見える月です 月の出と書いて朏という字で書かれることもあります

9月13日 弓張月 上弦の月の別名(上弦の月と同じ日とする暦もあります)

9月14日 🌓上弦の月

9月15日 🌓九夜月

9月16日 🌛十日月 特に旧暦十月十日の月見が特別とされています

9月19日 🌔十三夜 満月の次に美しい月といわれています

9月20日 🌔小望月 満月の前の月 待宵の月、幾望とも呼ばれます(幾は近いという意味)

9月21日 🌕満月(十五夜・中秋の名月) 別名は望(ぼう)、望月(もちづき)など

ネイティブアメリカンの呼び名では9月の満月はHarvest Moon(収穫月)と呼ばれています。別名にCorn Moon(トウモロコシ月)、Barley Moon(大麦月)などもあり、いずれも収穫に由来していることがわかります。秋の明るい満月が、収穫を助けてくれるからといわれています

9月22日 🌖十六夜 別名を既望(既に望の意味)や不知夜月(いざよいづき)ともいい、いざよいとはためらうことで、月の出が少し遅くなり、ためらいながら出てくる月という意味のようです

9月23日 立待月 月はまだかと立って待ってしまうことです 少しずつ月の出が遅くなるのがわかるようです

9月24日 居待月 昨日は立って待った月ですが、遅くなるので座って待とうという月になります

9月25日 寝待月 寝て待つ月です 臥待月とも呼ばれます

9月26日 更待月 夜更けに昇る月を待ちます 別名を亥中の月ともいい、亥の刻に出る月という意味で、だいたい22時ごろです

9月29日 🌗下弦の月、二十三夜 二十三夜の月待ちは願いが叶うといいます

それでは、続いてお月見の行事をお伝えいたします。
まずは夜空の月を愛でるのではなく、明るくなり始めたころに月の出を拝する神秘的な二十六夜待からスタートです。

2日 二十六夜待

十三夜や十五夜と違い、二十六夜待は月の出を拝む行事です。そのため、時間は明け方頃になります。

二十六夜の月の出には、月の欠けた部分に阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の弥陀三尊の姿が現れているといわれ、この日の月の出を拝むと願いが叶うと伝えられています。

毎年ご紹介しておりますが、こちらのブログに大変趣のある解説が書かれていますので、よかったらぜひ読みに行ってもらえたらと思います。

一部抜粋しておきますね。

二十六夜月は欠けた側から昇ってくる。澄み切った空で実際にこれを見ると、それだけで得体の知れない、月の出とは思えない何か神がかった雰囲気を感じます。それまで月がなく暗闇に慣れた目には後光に包まれたような地球照の中に阿弥陀三尊の姿が見えてきて、同時に月の南北の細い先端が山から出てくると、地球の大気のいたずらでゆらめき黄橙色のローソクの炎のように見える。二十六夜待のクライマックスです。そして細い月本体がみるみるうちに上がって来ます。

阿弥陀三尊に見える部分は「月のウサギ」そのもので、見るときの感覚、想像を変えるだけで見事に三尊になります。一度これが分かると満月の月の出の時もウサギの餅つきの姿よりも阿弥陀三尊の姿の方が連想しやすいぐらいです。月見のページ https://seiyukai.main.jp/info-tukimi.html#rokuya002

とても素敵ですね。
時間が時間なのであまり見たことはないのですが、機会を作ってぜひ楽しみたいお月見になります。

21日 中秋の名月

お月見といえばこの日の月ですね。月が一年で一番美しい日といわれています。
今年の十五夜は満月と重なっていますので、それも楽しみですね。

お月見団子は収穫に感謝し、その年収穫したお米を搗いて作ります
供える数には二説あって、その年の満月の数と、十五夜だから十五個という説です
満月の数は昨年は閏年で13個でしたが、今年は12個です。やっぱり15個食べましょうか(⌒∇⌒)

また、別名を芋名月と呼ぶくらいですので、里芋やさつま芋を供えたり、お芋の餡でお団子をくるんだりします

ススキを飾るのは、稲穂に見立てています

十五夜の後も楽しめるお月見の日

さて、中秋の名月が過ぎてもお月見は終りではありません。
この後もまだまだ続きますよ。

  • 10月18日 十三夜(後の月、栗名月、豆名月)

後の月(十三夜)は十五夜のお月見とセットになっていて、十五夜に月見をしたら、十三夜にも必ず月見をしないと片月見や片見月と呼ばれ、縁起が悪いこととされています。

ぜひご覧になってくださいね。

十三夜のお飾りも十五夜と同じでよいのですが、お団子の数は十三夜なので13個といわれています

11月14日 十日夜(とおかんや)

お月見というよりも夜に行う収穫祭ですが、十日夜をもって秋のお月見も終わりとなります。

とはいえ秋の月はいつ見ても美しいですので、お天気がよくて月がきれいな夜には、ぜひ美味しいお茶を片手に(できれば当店の月夜見茶のように、ちょっと夜更かしを補ってくれるようなお茶を選んで)、お月見を楽しんでいただけたらと思います。

今月のご試飲茶、9月は暦のお茶 秋「秋思」です

先月から決まりを設けてプレゼントさせていただいているご試飲茶。

今月は暦のお茶 秋「秋思」のご試飲をプレゼントさせていただきます。

ベースはこちらにお任せで、暦のお茶 秋「秋思」をお求めくださったお客様には、ベース違いでお作りさせていただきますね。(もしくは違うお茶をお作りするかもしれません。楽しみになさってくださいね)

ご試飲プレゼントは1回のご購入につき送料を除く合計2,000円以上のお求めが対象となります。
(1回のお求めにつき1杯)

来月はハロウィンティーのプレゼント企画をやらせていただきますので、楽しみにお待ちください😊

賞味期限が近いお茶のプレゼントも引き続き

また、賞味期限が近いお茶のプレゼントにご参加くださったお客様、ありがとうございます。
試しに企画してみたことなのですが、思いがけず「フードロス対策の一端になれば」とお声かけくださったお客様がおられて、とてもありがたく思いました。

これから先も少量でも残るものがあれば続けて参りたいと思いますので、よろしければご協力くださいませ。

お引き受けくださったお客様方、どうもありがとうございました🙇‍♀️

※賞味期限が近いお茶のプレゼントはまだ続いております。


それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。

9月もお客様によい月となりますように。

ありがとうございました。

暦のお茶 烏兎