烏兎さんから2019年11月の吉日のお知らせ
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こんにちは、烏兎のマスターです。
今月はお伝えが遅くなってしまいました。申し訳ありません。
11月の吉日をお知らせしたいと思います。
今月は最重要日がありますので、どうぞ最後までお付き合いいただけたらと思います。
烏兎さんから2019年11月の吉日のお知らせ
消費税が増税になって一月が過ぎましたね。
食料品を買っている分にはあまり気にならないのですが、百均に行って「110円です」といわれて、ああそうか😲と驚いたりしている烏兎さんです。
皆さんは何か変化は感じておられるでしょうか?
さて、2019年ももう残り2カ月を切って、少しずつ忙しなさを感じます。
皆さまもお忙しい日々に入ると思いますが、どうぞお身体整えながら、元気にお過ごしくださいね。
インフルエンザを筆頭に風邪が流行り出しています。
空気が乾燥しているとどうしても邪気が入りやすくなりますので、適度な運動と休養、保湿と十分な水分補給を心掛けてくださいね。
水分補給は温かい飲み物で、入浴はしっかり湯船に浸かって、日ごろからお腹、首元、手足首を冷やさないようにケアなさってもらえたらと思います。
今月は8日に立冬があります。
そこから季節は冬になりますが、冬のお茶も再販になりますし、新作もただ今準備中ですので、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
それでは、11月の吉日をお伝えします。
2019年11月の吉日のお知らせ
5日 一粒万倍日
6日 十日夜☽(月夜見茶をどうぞ)
7日 天赦日・ 二十八宿 奎(万事に大吉日)
8日 二十四節気 立冬・一粒万倍日 ←冬のお茶の再販と、新作はこの日にご紹介します。
9日 一粒万倍日
10日 大安吉日
11日 十二直 除(不浄を除く日)
12日 満月☽・十二直 満(万物が満ちる日)
13日 十二直 平(万事に吉日)
15日 鬼宿日(二十八宿の最良日)
16日 大安吉日
18日 十二直 成(万物成就の日)
20日 下弦の月☽・一粒万倍日
21日 一粒万倍日
22日 二十四節気 小雪・大安吉日・陰遁終り
23日 甲子日・天赦日・十二直 除(不浄を除く日)・陽遁始め
24日 十二直 満(万物が満ちる日)
25日 十二直 平(万事に吉日)
27日 新月☽・大安吉日
28日 己巳日
29日 牛宿日(二十八宿の吉日)
30日 十二直 成(万物成就の日)
トピックス・2019年11月の行事
今月の行事を取り上げますね。
まずは天赦日から。
7日、23日は天赦日
天赦日は字の通り、天の赦しがある日で何に用いてもよいとされる最高の吉日とされています。
中国最古の歴史本にも出てくる吉日で、天赦日はもともと、そのほか陰陽道の暦で用いられる吉日(母倉日や天恩日など)と同じく、七人の神様が司る吉日のひとつです。
七箇の善日(七聖賢、七星神)というのですが、その中から特に天赦日だけが現在も暦に残っているのは、そのほかの吉日と比べてわかりやすい面があったからかもしれません。
また、昔から日本人は罪や穢れを祓うことをとても大事にしていますので、天の赦しがある日というのは、特に人々から求められたのかもしれませんね。
少し戻ると、暦注というのはもともとものすごく複雑なものだったのですが、その中で庶民にとってわかりやすものが残っていったという経緯があります。
もう少しいうと、わかりやすく作り変えられてきたという側面もあるため、六曜(大吉とか仏滅とか)などの判断しやすいものが今でも一番取り上げられたりします。
六曜は歴史は古いのですが、実はもともとは、日の吉凶を占うものではなかったのです。
江戸時代の末期になって形を変えて取り入れられて、現在までこうして定着しています。
ですので、天赦日と仏滅が重なったらどうしたらよいの? と悩むこともあるかもしれませんが、そんなときは天赦日を採用して良いと思います。
歴注もいろいろありますが、それぞれルーツが違っていたりしますので、判断するのが難しかったりもしますよね。
暦はある意味で縁起の世界でもありますが、例えば干支暦などは本当に古くから連綿と、一度の改編もなく続いている唯一の暦ですので、うちでは日を選ぶときは六曜よりも干支の方に重きを置いています。
ただ、仏滅とかにお茶を作られるのはお客さまが嫌かな?と思って仏滅と赤口はなるべく避けるようにしています。
(ちなみに仏滅と赤口では赤口の方が日が悪いです。実は意外と仏滅というのは、そんなに悪い日ではないのです)
すでに天赦日だけでこんなに長くなってしまいましたが、大丈夫でしょうか?😅
さて、そんな天赦日がいつなのかは、今お伝えした干支によって決まっています。
天赦日、春は戊寅の日、夏は甲午の日、秋は戊申の日、冬は甲子の日になります。
というわけで2019年の残りの天赦日は、11月7日の戊申の日と、11月23日の甲子の日で終りとなるわけです。
(戊申の日とか甲子の日というのは、干支暦で十干十二支の組み合わせ、全部で60通りになりますが、それが毎日変わっていくのが日の干支暦です。月にも年にもそれぞれ干支暦があって、年賀状に書く「干支」や、「今年はイノシシ年だね~」と口にしているは、この干支暦のことです。今年はイノシシ(亥)年ですが、それと同じように申(サル)の日とか子(ネズミ)の日があるのですね)
さて、天赦日の由来をお伝えさせていただいたところで、「天赦日は天の赦しがあるので何に用いてもよい日」とお伝えしました。
ときどき、「何をしても許される日」と説明しているのを見かけますが、それだと少し意味合いが違ってきてしまう恐れがあって、本来は「天が万物を養い育て、もろもろの罪を許す日」です。
天の慈しみを持って、これまで重ねてきた罪を赦しましょうという、恩赦としての日ですので、何をしてもいい、何をしても許される日なのだ(嘘をついても許されるエイプリルフールのような)と思うのは勘違いになります。
むしろ、何をするにも最上の大吉日というのは、プラスの効果を高める日と考えてもらうとよいと思います。
結婚や開業、引っ越しや、何か新しいことを始めるなどによく、当店が天赦日のお作りをお知らせしているのは、この日に作られたお茶は、きっとプラスの作用を強くするだろうと思うためです。
天赦日以外で当店がお茶を作る日の基準は、お客さまにとって相生の星が回ってること、なかでもできるだけよい星を選んで、もちろんそれ以外で日の干支や歴注なども加味しながら、なるべく良い日をお選びしています。
ですので普段でももちろん良い日を選んでいるのですが、天赦日は年に数回しかないこともありますので、よかったらこの天赦日のお作りもお気軽にお申し付けください。
またお茶づくりの依頼はなくても、貴重な吉日ですので、実りある日を過ごしていただけたら幸いに存じます。
23日は今年最後にして最大の吉日
11月23日、甲子日・天赦日・十二直 除(不浄を除く日)・陽遁始めといろいろ並んでおりますが、今日お伝えするのはこの「陽遁始め」
今度は九星の話になりますが、こちらも干支のように九星が年ごと、月ごと、日ごと、時間ごとに移動しています。
この九星の動きを「遁行」と呼ぶのですが、九紫火星→八白土星→七赤金星→六白金星・・・・・と、このように決まった順番で動いて行くことを遁行といいます。
年の九星や月の九星は九→八→七→六・・・と数字がひとつ小さくなる順番で回っていくと決まっているのですが、日の九星だけ、陽遁と陰遁という違う動きをし、陰遁は同じく九→八→七→六・・・と数字が少なくなる順番に回って行き、陽遁は一→二→三→四・・・と数字が大きくなる順番で回っていきます。
この陽遁と陰遁が一年間に半分ずつで、切替りは夏至と冬至が起点となります。
(正しくは夏至と冬至、それぞれにもっとも近い甲子の日が切替り日になります。ちなみに甲子日というのは干支暦の一番初めの日で、吉日となります)
この切替り日が23日にやってきます。
ややこしい法則は置いておいて、日の九星の動きが変わるというのは、とても大きなエネルギーが動くことと思ってください。
東洋占星術では特別な日になります。
そして冬の甲子日ということで、この日は天赦日とも重なり、天地で大きなエネルギーに満ちる日、すなわち今年最後にして最大の吉日となります。
しかもこの日は不浄を祓い百の凶を取り除くという除の日でもありますので、考えただけでもワクワクするような、この日のお茶はエネルギー満載になりそうな、そんな日がやってきます。
(少し調整するように六曜では赤口なのがなんですが😓)
23日のお茶のお作りのご希望があれば、今のところご予約承れますので、お気軽にお尋ねいただけたらと思います。
28日 己巳日は金運アップによい日
さて、23日の天赦日を逃してしまった方もご安心ください。
28日己巳日は福を授ける神様、弁財天の縁日になります。
もともと巳(ヘビ)は弁財天の使いで、神社などでヘビを見ると縁起がよいといいますが、弁財天(弁天様)は金運と芸、美の神様です。
新調したお財布などは、この日から使い始めるとよいといいますね。
この日に作ったお茶で金運が上がるとお約束はできませんが、なんとなくちょっと縁起のいいお茶として、楽しい気分でお飲みいただけたらと思います。
もちろん己巳日のお作りも承りますので、お気軽にご依頼ください。
さて、またずいぶん長くなってしまいました。
当店の名前「烏兎」は金烏玉兎のことで、金烏とは太陽、玉兎とは月、転じて、月日、歳月のことを指すのですが、暦とも関連の深い言葉で、暦のことを語るとついつい長くなってしまいます。
こんな変なお茶屋さんなのですが、どうぞ今後とも当店と末永くお付き合いいただけますと幸いに存じます。
忙しい毎日に一杯のお茶を。
そんな時間をもっていただけますように。
ありがとうございました。
烏兎
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