香りが効く?菊花について

大変間隔が開いてしまいましたm(__)m

さて、烏兎の漢方茶素材紹介のコーナー、第10弾は菊花茶としてよく飲まれています、菊花を取り上げます。

どうぞ最後までよろしくお付き合いください。

菊花とは

菊花は菊の花ですが、菊は品種の多い花で、漢方で使われる菊花は食用菊(食菊)です。

食用菊といわれても、普段の生活で菊を食べることはあまりないかもしれませんね。

お刺身の上に乗っているものを見かけたことがあるという方が多いかもしれません。

あれはつま菊(小菊)という食用菊ですが、でも飾りのような感覚で、食べるという方は少数派ではないでしょうか?

お刺身画像

ちなみに食べ方はご存知ですか?
花を細かくしてお醤油に浮かべて香りをつけるほか、お刺身と一緒に食べることで食中毒を予防してくれます。

薬膳料理にはよく使われますよね。
お料理の上に菊花がはらりと浮かんでいると、とても華やかです。

食用菊画像

食用菊は国産が多く、小菊も農家の方が一生懸命育ていてるものですし、お醤油に入れてもそれほど味が変わるわけではありませんので、積極的に食べるようにしたいですね。

さらに食用菊にもいろいろ種類があって、ピンク色をした別名を「もってのほか」や「カキノモト」と呼ばれる延命楽や、小菊よりもう少し大きい阿房宮など。

もってのほか画像

漢方(生薬)では白菊花と黄菊花では効能にやや違いがあります。

菊の御紋は天皇家やパスポートに使われているくらいですから、菊というと日本のものという印象がありますが、もともとは中国から薬用植物として伝わったものです。

このように食用や生薬としても利用される菊花ですが、食べるよりも菊花茶として飲まれることがもっとも多いかもしれません。

手作り菊花茶の作り方

菊花茶は中国や台湾でよく飲まれている花茶のひとつで、菊花のみをハーブティーのように飲むほか、プーアル茶やウーロン茶と一緒に煎れて飲むこともあります。

プーアル茶画像

菊花のみでお飲みになればもちろんノンカフェインですので、カフェインが苦手な方や遅い時間に飲む場合には、そのようにして飲むとよいかもしれませんね。

菊花茶の入れ方としてはそのほか、先ほどお伝えした食用菊の花をほぐしてお茶に浮かべても、立派な菊花茶になります。

抽出するには乾燥してある方がよく味が出ますので、栽培したものを干して自家製菊花茶をお作りになったり、菊花茶として販売してる物をお求めになるとよいかもしれませんね。

菊花茶の飲み方などは特にありませんが、質の良い菊花をたっぷり使えば、二煎目、三煎目と楽しめます。
クコの実やナツメをトッピングに加えても美味しいと思います。
もちろん菊花もクコの実も食用ですので、飲んだ後で食べることもできます。

クコ茶画像

特にクコと菊花は相性がよい素材ですので(漢方では対薬といいます)、クコの葉やクコの実などと一緒に飲まれるとよいと思いますよ。

菊花酒もよく作られていますね。
中国などはわりとなんでもお酒に漬けて、植物から生物まで、レパートリーは山のようにあります。

ちなみに、ハーブティでよく飲まれているカモミールもキク科の植物です。

ハーブティ画像
菊花茶とは分けて分類されますが、確かに、効能もやや異なっているように思います。

菊花のはたらき

さてそんな菊花にはどんな働きがあるのでしょう。

研究報告がされているのは、解毒物質(株式会社ポーラ)、発ガン効果の抑制、コレステロール低下、中性脂肪の低下(日本大学薬学部・理学部 山形県衛生研究所)があります。

困ったおじさん画像

そのほか菊花はビタミン、ミネラルを多く含み、特にビタミンB群は抗酸化作能力の高い栄養素ですので、アンチエイジング効果が期待されています。

しかし菊花茶といってもっとも最初に浮かぶ期待される効果は、目に対するものではないかと思います。

目のイラスト

西洋では目に良い食べ物といえばブルーベリーですが、中国や台湾では菊花がそれにあたります。

眼精疲労、充血、かすみ目、結膜炎、視力の低下など、目のトラブルには菊花という感じですね。

もちろんほかにも多くの効果が期待されていて、市販の菊花茶にはリラックスやアンチエイジング、美肌などを謳ったものが多く見受けられます。

とはいえ、ハトムギの時にも書きましたが、なんでも鵜呑みにするのは危ないですね。

巡り巡ってそういう効果も・・・というものもありますので。

また、少し変わった使い方としては菊花を枕に入れる菊花枕という使い方もあります。
安眠枕として販売していたりしますよ。

ひつじイラスト

いつもお世話になっているウチダ和漢薬 生薬の玉手箱というページによると、菊花は香りの部分に働きがあるのではないかと考察されています。

確かに菊の花は独特の香りがありますね。

菊の花画像

菊花茶もふわっと香る菊花の香りが多くの方に好まれていますが、ややクセがあり、嫌いだという方もいます。

香りに好き嫌いがあって当然ですが、菊の香りが嫌いという方は、菊花が体に合わないかもしれませんね。

菊花、漢方では

さて、漢方では、菊花はこのようになっています。

  • 五味:甘、苦
  • 五性:微寒
  • 帰経:肺、肝

明目の働きがあるため、目の症状に対応しています。
熱を冷まして解毒するため、炎症の症状に対応します。
また菊花は体の上部の症状によく、頭痛やめまい、のぼせなどにも用いられます。

風邪のひきはじめの頭痛やのどの痛みなどにもよいですが、菊の季節は秋で空気が乾燥し、風邪などもひきはじめる頃ですから、本当に自然ってよくできていますよね。

イライラして頭に血が上る、なんて時にも使いたいですね。
そんな方には一杯の菊花茶をそっと差し出してあげましょう。

菊花茶の副作用は?

食品ですので菊花茶を飲んで副作用が何かあるということはないのですが、体を冷やすお茶になりますので、あまりたくさん飲みすぎない方がいいですね。
妊娠中や生理中も、体は冷やさない方がよいと思います。
冷えのある方も続けてたくさん飲むのは向きません。
また、菊アレルギーのある方はもちろんお飲みいただけません。

菊花茶の通販

当店で販売している菊花茶をお伝えします。

枸杞菊花茶・めぐすりの木プラス

素材ラベル

クコの実と菊花、そして千里眼の薬とも呼ばれているめぐすりの木(カエデ科の木の枝や樹皮)を加え、ベースのお茶で飲みやすく仕上げています。

枸杞菊花茶

ラベル画像

クコの実と菊花とベースのお茶になります。

菊花茶・なつめプラス

ラベル画像

菊花を多めに使っていますので、体を冷やしすぎないよう、ナツメを加えています。

※すべてお好きなベースのお茶をお選びいただけます。

お求めは
当店のウェブサイト
※サイトからお申し込みの方は試飲プレゼントもあります
またはオンラインショップからどうぞ。

菊花茶の味は?

菊花は軽い苦みがありますが、味はそれほど強くはなく、何よりも香りに特徴のあるお茶です。

お茶画像

好き嫌いが別れる素材で、香りが強い分、合う合わないが体調にも左右されます。

病気で弱っていたり、虚弱だったりする方には向かない素材かもしれません。

私の周りでは、小中学生の子供さんはほとんど全滅で、苦手と言ってました。
高校生くらいになると、美味しく感じるようです。

クコの実のところでも触れましたが、例えば種などはそれひとつが大木になるような、エネルギーの源が入っているわけです。

ドライフルーツ画像

口にする方にもそれを取りこんで力に変えるだけのエネルギーが必要で、それに負けてしまうとお腹が緩くなったりなどの不調を起こしたりしてしまいます。

脾が弱い方なども強い素材は取りこみにくいですよね。

ですのでどんなに「〇〇にいい」と言われる物でも、やっぱり一番大切なのは自分自身の身体に合って、良い働きをしてくれるかどうかです。

それにはもちろん試していくしかないのですが、謳われている効果効能やいわゆる口コミだけを盲信するのは、ご注意いただけたらと思います。

漢方も素材の薬効だけ見ていると、「症状に合っているし、なんだかよさそうだわぁ」とあれもこれも取りたくなっちゃうと思うのですが、体に合わないと逆効果に出ることもありますので、ご自身の体に聞きながら、試していってもらえたらと思います。

菊花茶のお試しサイズお作りします

お試しサイズのお作りについてですが、菊花茶を販売したときに、お客さまより「飲んでみたいけど体に合うか不安」というお声をいただきお作りしたのがきっかけです。

詳しくは上記をお読みいただけたらと思うのですが、なにかご要望やご不安があれば、いつでもお気軽にご相談いただけたらと思います。

今日は漢方素材から菊花をお伝えしました。
また次を楽しみにお待ちください。

ありがとうございました。

Posted by Master