むくみのアプローチはちょっと大変

2019年4月15日

こんばんは。烏兎のマスターです。

今日は横浜はとてもよい天気で、情報番組でも冬のコートはもう不要!と言っていましたよ。
いよいよ春本番、気温からしたら初夏のようです。
さて、今日も烏兎さんの今日の一杯をお送りします。

むくみのアプローチはちょっと大変

ここ数日は、ご依頼のお茶の試作を繰り返していて、烏兎さんの今日の一杯ではなく、二杯、三杯・・・と、お腹がたぷたぷになるまで飲み続けているのですが(^^;)

今お作りさせていただいているのは、サロンさまからご依頼を受けているお茶です。

梅雨に合わせたお茶ということなのですが、この時期のトラブルはやっぱり「水毒」なんですよね。

水毒、ほかには水邪、水滞と呼ぶこともありますが、体の中の水の巡りが悪くなることで、典型的な症状はむくみです。

以前も書きましたが、海に囲まれて湿度の高い日本は、水毒を起こしやすい環境にあります。

海はいいですけどねー♪

そのため、水をたくさん飲む健康法などは、よく注意して取り入れる必要があります。

医学博士の石原結實さんも植物だって水をやりすぎたら弱るでしょう?と言っていますし、水の飲みすぎが病気をつくるという本も出版されています。

何もしなくてもむくみやすいのですから、その上に大量の水(しかもほぼ、冷水)を飲んだら体によくないと知ってもらえたらと思います。

また、残念ではありますが、加齢によって体の中に入ったものを処理する能力もどんどん下がっていきます。
もちろん水を排出する力も衰えるわけです。

そしてこのむくみを取るのは、簡単ではありません。

むくみの原因もいろいろあるのですが、とにもかくにも排出しにくいのは体に溜まって停滞している古い水です。

お水をたくさん飲むと尿の排出量も増えて、悪いものがどんどん出ているように思えるかもしれません。

しかしこれは、必ずしも体の中の水を循環させているわけではなく、今飲んだ新しい水が排出されているだけという状態も考えられます。

お水をいっぱい飲んで一見デトックスされているようで、鏡を見れば舌はどんどん厚くなる、なんて方もいるのではないでしょうか。

体にたまった古い水を動かすには、体全体の循環を良くする必要があるため、気も血も巡らせる必要があります。

気血水全体を改善させる必要があるため、簡単には改善されません。

かといって、じゃあ巡らせればよいというものでもなく、気虚や血虚など、そもそも不足している場合、足りないものを巡らそうと思ってもうまく行かないわけです。

まずは充分に補って、それから巡らせる。

むくみを取るのは本当に大変なんです。

むくみによいお茶などもたくさん出ていますが、排出を促すものだけを取っていてもダメだとおわかりいただけましたでしょうか?

あと、むくみと乾燥が同時にあって疑問に思われる方もおられるのですが、水の巡りが悪いということは、水分が必要なところに届かず、余計なことろに溜まるということですから、むくむのに乾燥(肌や腸など)、という状態はよくあります。

いろいろやっているのに、あまりむくみが改善されないという方は、一度ご自身のアプローチの方法を見直してみるとよいかもしれませんね。

以上、今日の一杯は試作品を飲んで、てきめんトイレが近くなっている烏兎さんがお送りしました。

ありがとうございました。

烏兎