烏兎さんから2020年3月の吉日のお知らせ
こんにちは。烏兎のマスターです。
今年は春先から世界中で新型肺炎が猛威をふるっていて、先が見えない不安の中にありますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
皆さまが健康で穏やかに過ごせていることをお祈り申し上げます。
それでは、いろいろとりまぜながら、今月も吉日のお知らせをお送りさせていただきます。
烏兎さんから2020年3月の吉日のお知らせ
改めましてこの春は、世界的に本当に大変なことになっておりますね。
新型コロナ肺炎のみならず、インフルエンザもあれば花粉も飛んでいるというのに、慢性的となりつつあるマスク不足。
偽情報でトイレットペーパーが軒並み売切れたり、学校の一斉休校など、毎日いろいろなことが起きています。
情報過多の状況に皆さん置かれていますよね。
人は不安によって動いてしまうので、烏兎さんは少し静かにしておりました。
ちょっとした情報でも、必要以上に負荷をかけることもありますから。
人の不安に付け入るような仕事をしたくないというのもありますし、そういうのを目にするのもあまり好きではないということもあり、静かに静かにご依頼いただいたお茶をお作りしておりました。
そうそう、お茶の名称変更の方も作業を黙々と行っておりまして、サイトも新しくなったのですが、まだページも少ないため何もお伝えしておらず申し訳ありません。
多くのお客さまにまるっと受け入れていただけて、このことでも当店は本当にお客さまに恵まれていると感じました。
お客さまには感動することばかりで、意図したことではなかったのですが、このおかげでこんなに幸せを感じることができたと思うことが何度もありました。
お手紙が届いてすぐにメッセージをくださった方や、Twitterで受け入れましたよとサインを送ってくださった方、新しい呼称を褒めてくださった方、わざわざ長文のメールを送ってくださった方もおられました。
また、サロンさまなども変わらずお付き合いくださるといってくださって、本当にお客さまに感謝しております。
ありがとうございました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
さてさて、前置きが長くなりましたが、それでは暦のお茶 烏兎さんから3月の吉日をお伝えしたいと思います。
2020年3月の吉日のお知らせ
1日 十二直 除(不浄を除く日)
2日 十二直 満(万物が満ちる日)
3日 上弦の月☽・上司の節句(ひな祭り)・十二直 平(万事に吉日)・耳の日
4日 大安吉日・一粒万倍日
5日 二十四節気 啓蟄
6日 鬼宿日(二十八宿の最良日)
7日 一粒万倍日
9日 十二直 成(万物成就の日)
10日 満月☽・大安吉日
12日 一粒万倍日
14日 十二直 除(不浄を除く日)
15日 十二直 満(万物が満ちる日)
16日 下弦の月☽・大安吉日・十二直 平(万事に吉日)・春の社日
19日 一粒万倍日
20日 春分の日・お彼岸お中日・牛宿日(二十八宿の吉日)
21日 十二直 成(万物成就の日)
22日 大安吉日・甲子日
24日 新月☽・一粒万倍日
26日 大安吉日・十二直 除(不浄を除く日)・二十八宿 奎(万事に大吉日)
27日 己巳日・十二直 満(万物が満ちる日)
28日 十二直 平(万事に吉日)
31日 一粒万倍日
トピックス・2020年3月の行事
3月の行事というと雛祭りですね。
雛祭りは五節句のうちの一つ、上巳の節句の行事です。
五節句とは、七草粥を食べる人日の節句、桃の節句である上巳の節句、菖蒲湯に入る端午の節句(こどもの日)、お素麺を食べる七夕の節句、菊の節句である重陽の節句で1月、3月、5月、7月、9月と奇数月に行われます。
上巳の節句ももともとは不安定なこの時期、邪気が入りやすいので、本来は厄を祓い無病息災を願う行事として伝わってきました。
それが時代の流れと共に、桃(桃源郷や桃太郎に由来するように、邪気を祓う力がある植物)の季節であることや人形遊びの普及と共に、現在のようなひな祭りの形になって残っています。
ちなみに上巳とあるように、もともとは巳の日に行われていました(上旬の巳の日の意味)。
今年の上巳の節句はちょうど巳の日、それも相生の巳の日に当たりますので、ぜひ上司の節句を楽しんでいただけたらと思います。
今年リニューアルした春のお茶では桃は使っておりませんが、和菓子にぴったりの味と香りでブレンドさせていただきました。
季節柄とても合う素材をふんだんに使っていますので、よかったらぜひこの季節にお飲みいただけたらと思います。
3月16日 春の社日
社日、あまり聞きなれないかもしれませんが、年に二回、春分の日と秋分の日に近い戊の日が社日となります。
戊は五行で土を司っていますが、社日とは土の神様(土地の神様)を祀る日になります。
春の社日には豊作を祈願し、秋の社日には収穫を感謝します。
神社で行事を行っている地域もありますが、この日には氏神様に参拝に行かれるとよいと思います。
そうそう、当店が移転した先の氏神様ですが、神社の境内の中に分社として八坂神社(御祭神/素箋鳴尊)と伏見稲荷神社(御祭神/宇迦魂神)がありまして、素箋鳴尊さまは疫病防除と病気平癒、宇迦魂神さまは穀物の神さまでした。
転居のご挨拶に行った際に、なんとも当店にぴったりの神様が揃っておられて、ありがたいなと思ったものです。
近く時間を作ってまたお客さまの平穏無事を祈って参りたいと思います。
お彼岸
3月17日から23日までがお彼岸となります。
21日はお彼岸の中日となりますので、この日にお墓参りを行います。
春のお彼岸には牡丹餅をお供えします。
昨年、秋のお彼岸の時にも社日とお彼岸の話はしましたが、お彼岸には彼岸(あちら側の世界)と此岸(こちら側の世界)がつながると言われています。
きっと彼岸に行かれた会いたい人もいると思いますので、こういう日は何か思いを馳せて過ごすのもいいですね。
27日 己巳日
上巳の節句でも「巳の日」が出てきましたが、己巳日も「特別な巳の日」になります。
この日は弁財天さまの縁日で、福徳を与えてくれる日として今も残っています。
弁天さまは金運と芸運と美貌運を上げてくれるといいますので、近くの弁天神社を探して、お詣りに行かれるといいかもしれませんね。
さてさて、最初にお伝えした上司の節句、そして社日など、暦の中に今も残っている行事の多くが、穢れを祓うためにあったものだということがよくわかりますね。
病気も穢れ(気枯れ)とされていましたので、ずっと古い昔から多くの人が、健康であることを願っていたのだと思います。
新型肺炎が大変なことになっていますが、こうしてみると穢れなどは昔よりも現代の方がずっと増えているように思います。
毎日毎日穢れを祓うことを意識して暮らすことはできないかもしれませんが、こんな風に暦で〇〇の日と言われている日だけでも、少し穢れを祓うことを心に留めて過ごしてみるのもいいかもしれません。
うちのお茶で何かが祓われるというお約束はできませんが、忙しい日々の中でふっと一息つく時間、そんな時間を持つことで、思っているよりもたくさんのマイナスを流してくれると思います。
そんな時間のアイテムのひとつとしていただければ幸いです。
お茶の嫁入りご紹介
今日は最後に、ここしばらくアップできていなかったお嫁入りをご紹介して終わろうと思います。
SNSでご紹介できていなくて申し訳ありませんが、たまにはブログでというのもよいのではないかな、なんて思っています。
では、こちらから。
少し前になりました、常連さまのご依頼でお作りさせていただいたお茶です。
お客さまのリクエストに合わせてお作りしたリクエストブレンドです。
大きな袋はこちらのお客さまにはよく使わせていただくサイズで、ご注文の際に「二袋、まとめてOKです」と仰ってくださるので、業務用に納品する袋を使わせてもらっています。
今回はベース違いでいくつかお作りしましたが、ベースを変えるのは飽きが来なくてすごくいいですよね。
当店はベースのお茶も自慢のものをそろえていますので、こんな風にいろいろなベースを楽しんでいただけるのもすごく嬉しく思います。
こちらも常連さま。
当店からお手紙が届いてすぐに注文してくださったと記憶しております。
「ひつじ」と名前が変わったお茶のオーダーも、常連さまならではかもしれませんね。
少し体調が思わしくないと仰っていたお客さま。
うちのお茶なら飲めるとお知らせくださって、お気に入りのマイカイ花茶をリピートしてくださいました。
職場に持って行くのにポットも買ってくださったのだとか。
嬉しく思いました。
一日も早くお元気に戻られますように。
こちらはマイブレンドのご試飲です。
ゆっくりお飲みいただいていると思います。
マイブレンドも名前は変わっていますが、以前と同じようにお作りも調整もできますので、どうぞいつでもお申し付けくださいませ。
お手紙に同封させていただいた春のお茶がおいしかったと仰ってくださって、オーダーいただきました。
お茶にとてもお詳しいお客さまで、お作りした際に同じベースで飲んでみたのですが、「さすが、ナイスチョイス」と思った次第です。
ちなみに月のめぐみ陽のめぐみがハニーブッシュティーベース、春のお茶が麦茶ベースです。
春のお茶の麦茶ベース、イチオシしたいくらい合います。
ひつじ同様名前が変わった「何かを呪いたくなる気分のときに飲む茶」、そして春のお茶ですが、こうして並べると「春」っぽくていいですよね。
お母さまと仲良しのお客さまのオーダーで、いつもお茶が届くとメールをくださるのですが、今回は特に、たくさんの言葉で心温まるメッセージをお伝えくださいました。
ありがとうございました。
こちらはそんな娘さまとお母さまにお飲みいただくためにお作りさせていただいた、ご試飲の九星のお茶です。
以前のパッケージ用のシールが余っているので、貼ってみました。
さて、続きましてはこちらです。
月のめぐみ陽のめぐみがお気に入りになってくださったのか、リピートのご依頼を承りました。
こちらのお客さまだけでなく、最近よく月のめぐみ陽のめぐみが動きます。
何か宣伝をしたわけではないのですが、うちのお茶はときどきこういう不思議な動きをします。
面白いですし、本当に不思議です。
お客さまの方からもよく「烏兎さんのお茶を飲むと不思議なことが起きる」とメッセージをいただくことがあるのですが、実は作っている烏兎さんにも不思議なことが起きているんです。
さて、最新のお嫁入りは本日発送ホカホカです。
常連さまのオーダーで、生まれた日のお茶はリピートのお求めです。(あなたが生まれた日のお茶はリピート専用購入が可能なんです。ご生年月日など入りませんが、少しリーズナブルにお求めいただけます)
いつもいろいろな種類のお茶をお求めくださるお客さま。
こちらのお客さまのお宅には「烏兎さんのお茶カゴ」というのがあるそうで、何を飲もうかなと思って目をやるとお茶の方から「わたし、わたし」とアピールしてくるそうです。
きっとお客さまのお体やお気持ちにぴったりのお茶が選ばれていると思います。
最後はおまけです。
当店の日めくりのお茶のラベルを描いてくださった佐々木未来さんが横浜で個展を開かれたので、お祝いのお茶をお作りさせていただきました。
こんな風に個展会場に飾ってくださって、嬉しい限りです。
佐々木未来さんとは、未来さんがインスタ公開している「日めくりと私」という作品から結ばせていただいたご縁なのですが、よい縁を結ばせていただいて、心から嬉しく思っています。
※佐々木未来さん Miku Sasaki Instagram @mikusa
日めくりのお茶は当店の人気茶ですし、これからもずっと愛されていくお茶になってくれると思います。
そうそう、個展会場で日めくりのお茶を買ってくださったお客さま、ありがとうございました。ここで改めてお礼申し上げます。
それでは、今月も長くなりましたが最後に、すべてのお客さまがコロナにもインフルにも花粉にもデマ情報にも負けず、心身共に元気な日々を過ごしていけますように心より祈っております。
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
烏兎
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