烏兎さんから2021年6月の吉日のお知らせ

こんにちは、暦のお茶 烏兎です。
6月に入りました。梅雨入り近い横浜は湿度の高い日が続いておりますが、今日はカラリとよいお天気です。
皆様は変わらずお元気にお過ごしでしょうか?

烏兎さんから2021年6月の吉日のお知らせ

この週末にInstagramに書かせていただいた話題なのですが、「歳を経るに連れて日々が早く過ぎていくように感じる」というお話。

フランスの哲学者、ポール・ジャネの「ジャネの法則」では、これは生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例すると説明されています。

例えば今、50歳の人にとっての1年は過去の人生50年の中の1年に相当するので、50分の1の長さに感じているわけです。
それに対して今5歳の子ならば、1年の長さは5年の中の1年に相当しますので、5分の1の長さに感じるわけです。

つまりこの2人の間には時間の流れの心理的長さに10倍の差があり、5歳の子の1日に対して、50歳の人ならば10日が過ぎてしまう感覚になるというわけです。

だけどふと考えてみれば、50歳といわなくても大人の忙しさは5歳児の10倍どころではありませんよね。

忙しい毎日、その日にやるべきことさえ終わらないかもしれません。

今日はもう、お茶碗を洗うのさえ億劫。でも明日に回せば明日がもっと忙しくなるだけ。

そうしてようやく一日の仕事が終わり、眠りにつくとすぐに朝になっている。

お客様の中には、ゆっくり朝まで眠ることもままならない方もおられると思います。

そんな毎日の時間の流れを、一瞬でも止めてリセットしていただきたいという願いで当店は、「忙しい日々に一杯の優しいお茶を」とお伝えさせていただいたおります。

 

「疲れた夜に、このお茶を一杯飲むのが私の癒しです」という言葉をいただくことがあります。
それはとても嬉しいことなのですが、喜びより先に頭に浮かぶのは、それほどまでにお忙しい毎日に、どうかお身体を壊しませんようにという願いです。

一日の中でたった一息つくだけでも体と心は緩み、その時間があるとないとでは、蓄積されていくものが違うと思っています。

ですのでこれからも、当店のお茶がリセットのスイッチになれるように、精進してお茶をお作りさせていただきたいと思います。

少なくとも、お客様が生きてきた時間の割合よりももっと早く、一日が終わってしまうことがないように。

 

さて雑談が長くなりましたが、こんな話題とは裏腹に、文字で一か月をお送りしてしまう毎月の吉日。

読むとあっという間にひと月が過ぎてしまいますが、折も良く今月は一年で節目となる夏至と夏越の祓がある浄化月です。
ぜひぜひ半年の間に溜まった穢れを祓っていただけたらと思います。

それでは、2021年6月の吉日のお知らせをお伝えいたします。

今月は浄化月なので、お茶を飲む日の参考に月の暦も書いておきますね。(本当は毎日飲んでいただきたいのですが☺)

2021年6月の吉日のお知らせ

1日 一粒万倍日

2日 下弦の月🌗

3日 二十三夜🌜・十二直 除(不浄を除く日)

4日 十二直 満(万物が満ちる日)

5日 二十四節気 芒種・十二直 満(万物が満ちる日) ←期間限定『夏越のお茶』再販スタートです。6月27日まで

6日 二十六夜☾・大安吉日・十二直 平(万事に吉日)

9日 晦日月☾

10日 新月(朔)🌑・大安吉日

11日 既朔🌒・十二直 成(万物成就の日)・牛宿日(二十八宿の吉日)

12日 三日月🌙

14日 一粒万倍日

15日 天赦日・一粒万倍日

16日 弓張月🌙・大安吉日・十二直 除(不浄を除く日) ←父の日のお茶のオーダーはこの日まで

17日 十二直 満(万物が満ちる日)・二十八宿 奎(万事に大吉日)

18日 上弦の月(九夜月)🌓・十二直 平(万事に吉日)

19日 十日月🌛

20日 父の日

21日 夏至 ←七夕の期間限定茶この日から再販スタートです。7月4日まで

22日 十三夜🌔・大安吉日

23日 小望月🌔・十二直 成(万物成就の日)

24日 十五夜🌔

25日 満月(十六夜)🌕・鬼宿日(二十八宿の最良日)

26日 立待月🌖・一粒万倍日

27日 居待月🌖・一粒万倍日 ←夏越のお茶のオーダーはこの日まで

28日 寝待月🌜・大安吉日・十二直 除(不浄を除く日)

29日 更待月🌜・十二直 満(万物が満ちる日)

30日 夏越の大祓(大祓、夏越祭)・十二直 平(万事に吉日)

お茶のお作りのご希望の日があればお気軽にお知らせください
※仏滅や不成就日など、凶意のある日と重なっていることもあります
ご確認、ご質問はお気軽にどうぞ。

トピックス・2021年6月の行事

夏至に夏越の祓と、6月は浄化月間となっております。

特別な日は、ゆっくりとお茶を飲む時間を取っていただけたら幸いです。

15日 天赦日

久しぶりの天赦日です。

天赦日は暦でもっともよい日で、天が赦しを与えるという極上の一日。

2021年は6日ある天赦日の3回目になります。

この日が過ぎると次の天赦日は8月28日ですので、天赦日のお茶のお作りのご希望がございましたらお気軽にお知らせくださいませ。

21日 夏至

烏兎さんの大好きな夏至です。

夏至の日は北半球では一年のうちで最も昼が長く、夜が短い日となります。

夏至は、陰陽でもっとも陽の力が強い日ということですね。

夏至の前後も陽の力が高まっていますので、ぜひこの時期は意識してお過ごしください。

浄化促進に毎日お茶を飲んでいただけたら嬉しく思います🍵

※夏至の日から期間限定の七夕茶二種再販します🎋こちらもよろしくお願いします!

30日 夏越の祓

夏越の祓、最近は「夏越ご飯」なんてお弁当がスーパーに並ぶようになって、世間様の夏越の祓への認知度が高まってきたような気がします(⌒∇⌒)

毎年お伝えしていて飽きている方もおられるかもしれませんが、今月も夏越の祓とは?というところから。

夏越の祓とは?

大晦日の年越の祓はご存知の方が多いかもしれませんが、6月と12月の晦日に、神道では重要な祓の儀式が行われます。

正しくいえば神社では普段から祓の儀式は行われていますが、年に2回のこの大祓は、天下万民の罪穢を祓う、国単位の浄化儀式となります。

この大祓、古くは古事記や日本書紀にも記載されている歴史ある行事で、12月晦日の大祓を「年越の祓(としこしのはらえ)」、6月晦日の大祓を「夏越(名越)の祓」や「夏越祭」、「夏祓」、「六月の大祓」、「六月祓」などと呼びます。

夏越の祓は新しい年になって半年、この間に溜めてしまった罪や穢れ、厄災を祓い浄化します。

このような茅の輪が神社に備えられているのを見たことがある方もおられるかもしれませんが、この輪を八の字に三回くぐると穢れが祓われるといわれています。

また、人形(形代)に息を吹きかけたり撫でたりして水に流すことで穢れを祓う方法もあります。

こちらは郵送でも受け付けている神社が多いと思いますので、このご時世ですので、このような形で祓を利用されるのもよいかもしれません。

穢れを祓うの「穢れ」は、「気枯れ」のことでもあります。

穢れを浴びると「気」が枯れてしまうのです。

気が枯れると人の体を覆っている気のバリアが効かなくなり、邪気が入りやすくなります。

祓とは枯れた気を浄化する作業になります。

当店の期間限定ブレンド「夏越のお茶」には、今年も大きな蓮の種を二つ入れてお作りします。
これは昨年から始めた、ちょっとした願掛けです。

 

夏越のお茶の販売もいよいよ3年目。

毎年お飲みいただけるお茶になってもらえることを願っています。

以前飲みいただいたお客さまも、今年初めて見るというお客さまも、よろしければぜひ夏越のお茶、お試しください。

※夏越のお茶は6月5日芒種より27日までの販売となります


6月が終わると2021年も半分終わりですね。

よかったらお茶でも飲みながら、この半年をどのような長さに感じたか、ゆっくり振り返ってみるのもいいかもしれません🍵

それでは、また来月も楽しみにしてくださると嬉しいです。

ありがとうございました。

暦のお茶 烏兎

追伸 価格等の改定について

8月1日より価格等の改定を行わせていただきます。
詳細は当店のサイトに書かせていただきましたのでご確認くださいませ。