烏兎さんから2022年1月の吉日のお知らせ

こんにちは、暦のお茶 烏兎です。
2022年となりました。
皆様よいお正月を過ごされましたでしょうか?
少し遅くなりましたが、2022年1月の吉日をお送りさせていただきます。

烏兎さんから2022年1月の吉日のお知らせ

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

東洋暦では一年の切り替わりは立春ですので、今はまだ干支は切り替わっていないのですが、新しい年は『五黄の寅』ですね。
『五黄の寅』とは年盤九星で五黄土星が中宮に位置する寅年のことを指すのですが、36年周期で訪れます。
五黄土星はエネルギーの強い星ですので、鬼門筋の寅と重なり、五黄の寅年に生まれた人は女性でも男性でも強運の持ち主になるといわれますが、さてどうでしょうか?😊

そんな五黄の寅の新年を控えた1月は、11日に2022年最初の天赦日と当店4周年が重なるおめでたい日がやって参ります✨

というわけで早速、2022年最初の吉日をお伝えしたいと思います。

2022年1月の吉日のお知らせ

1日 元日・初寅・十二直 満(万物が満ちる日)

2日 初卯・初夢・書初め・初荷・十二直 平(万事に吉日)

3日 新月☽

4日 初巳

5日 二十四節気 小寒 ←スタートのお茶プレゼントこの日から

7日 人日の節句(七草)・鬼宿日(二十八宿の最良日) ←今年も人日の節句には茶粥をどうぞ!

8日 大安吉日・十二直 成(万物成就の日)

10日 上弦の月☽・成人の日・初亥

11日 天赦日・甲子日・一粒万倍日・陽遁始め(日盤九星遁行切替わり)・鏡開き・蔵開き・初子 ←このスペシャル吉祥日に暦のお茶 烏兎4周年を迎えます!

13日 十二直 除(不浄を除く日)

14日 大安吉日・一粒万倍日・十二直 満(万物が満ちる日)

15日 小正月・十二直 平(万事に吉日) ←小正月の小豆粥は茶粥でどうぞ!

16日 己巳日

17日 冬土用入り

18日 満月☽

20日 二十四節気 大寒・大安吉日・十二直 成(万物成就の日)

21日 牛宿日(二十八宿の吉日)

23日 一粒万倍日

25日 下弦の月☾・十二直 除(不浄を除く日)

26日 大安吉日・一粒万倍日・十二直 満(万物が満ちる日)

27日 十二直 平(万事に吉日)・奎宿日(二十八宿の吉日)

31日 2022年運勢鑑定メッセージプレゼント、スタートのお茶プレゼントこの日まで

お茶のお作りのご希望の日があればお気軽にお知らせください
※仏滅や不成就日など、凶意のある日と重なっていることもあります
ご確認、ご質問はお気軽にどうぞ!

トピックス・2022年1月の行事

1月の行事をお伝えします。
毎年恒例のお話に加筆修正しておりますので、ご存知の方は読み飛ばしてくださいませ。
今月の最大行事は11日のスペシャル吉祥日です!

2日 初夢・書初め・初荷

もう2日をとうに過ぎておりますが、皆様は初夢、ご覧になりましたか?

まずは初夢から。

初夢

初夢には大晦日の夜、元日の夜、二日の夜など、年が明け、いつ見た夢を初夢とするか諸説あるのですが、実は本来は、節分から立春にかけて見る夢が初夢とされています。

現行の暦に当てはめれば、それは大晦日から元旦にかけてとなりますので、その日とするのがよいのかもしれませんね。

大晦日の晩に夢なんて見てないよという方は、次は2月3日の節分の夜がチャンスです。

良い夢を見るおまじないがありますので、今年もお伝えしておきます。

七福神の宝船の絵を用意して、その絵に
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな
と書きます。
この言葉を寝る前に3回唱え、枕の下に入れて眠ると良い夢が見られるといわれています。

この文章は実は回文歌になっていて、原文は和歌の長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかなとなります。
室町時代からある言葉遊びなんですよ。
ちょっと粋なおまじないですので、ぜひ試してみてくださいな。

書初め

書初めの由来はこの後お伝えする人日の節句と同じ、宮廷行事から伝わります。

平安時代、天皇に文書を奏上した「吉書の奏(きっしょのそう)」が由来で、これは、慶賀を伝える儀礼行事でした。

その後、江戸時代になり新年に書道を行う「吉書始め」と名前を変え、庶民の間に広まっていきます。

吉書始めは元日の早朝、最初に汲んだ神聖な井戸水(若水)を神前に供えてから、その水で墨をすり、恵方に向かって詩歌や祝賀を書きます。

最近では書初めではその年の抱負や目標を書くことが一般的となりましたが、昔に倣い、恵方に向かって詩歌を書いてみてはいかがでしょうか?

余談ですが吉書の奏はお祝い事に関わることですので、暦から良い日を選び行われていました。
当店のお茶も吉日を選んでお作りしておりますので、吉茶として楽しんでいただけると大変嬉しく存じます🍵

初荷

初荷は江戸時代の風習で、問屋や商店からその年初めての荷物が出荷されることをいいます。

ここで届いた品物を商店で初めて売るのが、初売りですね。
今年は人が集中することを避ける意味から、福袋などが年末から販売されていましたが、皆様は何かお正月らしいものを買われましたか?

現在では工場や倉庫からその年初めての荷物が出荷されることを初荷と呼ぶそうです。

この荷物を運ぶトラックには「初荷」と書いた旗をつけて走ったそうですが、大昔は馬車で荷物を運んでいましたので、初荷の日は、馬車を煌びやかに飾っていたそうですよ。

今年は当店も初荷の日に初出荷が行えて、縁起が良くありがたかったです🙏

7日 人日の節句(七草粥)

お正月が終わっても楽しみのひとつが、この七草の日ではないでしょうか?
七草粥、美味しいですよね。七草も可愛らしいですし。
最近はお花屋さんで七草の鉢植えが売られていたりします。収穫して食べられるそうですよ。


飾る楽しみもあって、こういうのもいいですよね。

七草の日は正式には「人日(じんじつ)の節句」という日になります。

誰もが知っている「桃の節句」、「端午の節句」、「七夕の節句」にこの「人日の節句」と、9月9日の「重陽の節句」を合わせて五節句と呼ばれています。

ちなみに桃の節句は正式には「上巳(じょうし)の節句」、菖蒲湯に入る端午の節句は、別名「菖蒲の節句」、そして重陽の節句は別名を「菊の節句」といいます。

これら五節句はもともと、宮廷で行われた宴が元になっています。

七草粥は宮廷で食べられていた節句料理の名残なのですね。

さて、七草粥といえば「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」の七種類です。

七草粥を食べる理由は、健康上ではお正月料理で疲れたいを休ませるほかに、不足しがちな野菜の栄養素を摂るという意味もあります。

そのほかに、邪気を祓って無病息災の効果があるともいわれていますので、忘れずに食べてくださいね。

ちなみに七草粥は七日の朝に食べるものですので、少し早起きしてぜひ七草粥を作ってくださいませ。

最近はフリーズドライの七草などもありますので、ご飯があればすぐに作ることができると思います。

茶粥がお好きでしたら、今年もぜひぜひ、七草粥に当店の茶粥をお使いくださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️

11日 天赦日・甲子日・一粒万倍日・陽遁始め(日盤九星遁行切替わり)・鏡開き・蔵開き

この日、当店は4周年を迎えることとなるのですが、大変パワフルな吉祥日と重なることができ、とても嬉しく思っています。

天赦日、甲子日、一粒万倍日はお客様もよくご存じの吉日かと思いますが、日盤九星の遁行切替わりというのは、あまり馴染みがないかもしれませんね。
高島易などの暦には必ず九星の表示があると思うのですが、日常生活で使うことはないのではないでしょうか。

ですが東洋占星術においてはこの九星に大変重要な意味があり、ご自身の九星がどこに位置し、どんな星周りとなっているかで運勢なども決まります。

生まれ持った運勢、その年の運勢、その月の運勢、その日の運勢というように、九星盤の動きによりバイオリズムが影響を受けます。

例えばさきほどお伝えしたように、新しい年は「五黄土星の年」となるわけですが、このように年を司る九星盤のほか、月を司る月盤、日を司る日盤、時を司る時盤、それぞれが異なるサイクルで動いており、この動きを「遁行」と呼びます。

なかでも日の九星は、陽遁と陰遁という二つの異なるサイクルで移動し、年に2回、切替わるタイミングが訪れるのです。

九星は大地の星です。

大地のサイクルが反転するときには大きなエネルギーを生じます。

そんなパワフルな日が、ありとあらゆる万物に対し天の赦しがあるという天赦日と重なることで、天と地で大きなエネルギーが動く日となるわけです。

この時期の天赦日は甲子の日が充てられますので、縁起の良い甲子日と重なりさらに吉日度が増しています。

また、この日は一粒万倍日でもあり、重ね重ね縁起の良い一日ですね。

そんな日に、当店は4周年を迎えられることを大変嬉しく思います。

ちょっと調べてみたのですが、1月11日がこれだけの吉日と重なるのは百年単位でも珍しいこと。
当店にとっては本当に、奇跡の日となります。

こんな良い日にお茶をたくさんお作りできたら、これほど嬉しいことはありませんので、11日ご指定のオーダーを心よりお待ちしております。

2022年の天赦日は全部で6日、次の天赦日は3月26日 になります。

この日が皆様にとって良い一日となりますことを、心より祈っております。

鏡開き・蔵開き

また、この日の大きな行事は皆様ご存知の鏡開きですね。

鏡開きにはお供えに使った鏡餅を開いて、お汁粉やお雑煮、かき餅を作っていただきます。

こちらも無病息災を願う行事となります。

関東の方ではお汁粉を作って食べることが多いようですが、地方によっていろいろな食べ方があるのが面白いですね。

茶粥にお餅を入れても、そもそもご飯の代わりにお餅を使って作っても美味しく仕上がると思いますので、七草の日に残った茶粥は、どうぞ鏡開きでお召し上がりください😊

15日 小正月

お正月行事を締めくくるのがこの小正月です。
1月1日のお正月を大正月とするのに対して、小正月という名前がついています。

地域によって行事が異なり、左義長(どんど焼き) やもぐら打ちのほか、様々なしきたりでその年の作物の出来を占ったりもします。

家庭の中では小豆粥(十五日粥)を食べ、邪気を祓い無病息災を願います。

鏡餅を使ってぜんざいを食べたり、どんど焼きで団子を焼いてを食べる地方もありますので、各地の風習を調べてみるのも面白いですね。

さて、粥ということでできればこの日も茶粥で小豆粥などを召し上がってくださいませ🥣

お正月関連行事は、茶粥をたくさん召し上がるチャンスですね😙

17日 冬土用入り

土用は季節の変わり目ごとに訪れ、この時期の土用は冬土用と呼びます。

土用の時期は五行で土の持つ作用が強い時期となり、大地の気も不安定になるといわれています。
大地の気が不安定になることで人の体も影響を受け、この時期に不調を感じる方もいます。

特に胃腸消化器系が影響を受けやすくなりますので、冬土用の前に、お正月の飲食で疲れた胃を休める七草や小正月があるのも、理にかなっているのかもしれませんね。

こうして土用を過ごしたら、いよいよ節分、立春と新しい年へと続いていきます。

次の更新を楽しみにお待ちくださいませ。


今月の吉日は以上となります。
2022年最初の「今月の吉日」、お楽しみいただけましたでしょうか。
これからも毎月更新して参りたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

末筆となりましたが新しい年を迎え、お客様のこの一年が健やかで幸多い年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。

どうぞ本年も当店をご愛顧くださいますよう、深くお願い申し上げます。

ありがとうございました。

暦のお茶 烏兎

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また、スタートのお茶プレゼントは5日から行います。

詳細はお待ちください。(5日に更新いたします)

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