攻瑰花(マイカイカ)は薔薇のつぼみの可憐な花

2018年5月20日

ゆるゆると更新しています。
烏兎の素材紹介のコーナー、第7弾は可憐なバラのつぼみ、マイカイ花です。

マイカイ花とは

マイカイ花は漢字では「玫瑰花」と書き、日本語では「まいかい花」のほかに「ハマナスの花」中国語では「Mei Gui hua(メイクイ花)」、英語では「Rose(薔薇)」です。

それに合わせて、マイカイ花のお茶もハマナス花茶メイクイ花茶薔薇茶ローズティーなど、多くの呼び名があります。

マイカイ花とはハマナス(Rosa rugosa)の花のつぼみですが、果実はあのローズヒップです。

ハマナスは日本にも分布があり、特に北海道では道の花になっているほど。
アイヌの人々の間でも民間薬として用いられてきました。
腎臓の薬だったそうですよ。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%82%B9

その利用方法はお茶にするだけでなく、ローズオイルや香水の原料にもなります。

また、マイカイ花から作った玫瑰酒(玫瑰露・Rose Wine)は、疲労回復、健胃、整腸効果のある薬酒として愛飲されています。

果実のローズヒップにはビタミンCが多く含まれ、ローズヒップティーを美容のために飲まれる方も多いのではないでしょうか。

ローズヒップティーは鮮やかな紅色ですが、マイカイ花だけを単品で入れると、薄い色しか出ません。

これはこれでゴールドのお茶に思えて、豪華な感じがありますが^^

そしてその効果・効能ですが、以下は一般的にいわれているものとしてご理解いただけたらと思います。

まずはわかさ生活さんのサイトから引用させていただきます。(ブルーベリーアイアイ♪♪♪で有名なサプリメントの会社さんです)

●ハマナスに含まれる成分と性質
ハマナスの花はビタミンCが含まれるため、美肌効果や貧血防止効果があります。ポリフェノールも豊富で、動脈硬化や脳梗塞の予防にも効果を発揮します。
また、花にはゲラニオールやシトロネロールといった精油成分が含まれ、その芳香にはリラックス効果が期待できます。
わかさ生活 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/sweetbrier/

美肌効果、貧血防止効果、動脈硬化、脳梗塞の予防、リラックス効果とありますね。

また、このように書かれています。

●美肌効果
​​ハマナスの花にはビタミンCやポリフェノールの一種であるタンニンが豊富に含まれます。
ビタミンCにはコラーゲンの合成をスムーズにし、しわやたるみを防ぐ効果があり、さらにシミやそばかすなどの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐことで、本来の透明感のある肌を維持してくれます。また、タンニンには肌を引き締める効果があります。

●女性特有の悩みを改善する効果
ハマナスの香気成分であるゲラニオールには、女性のホルモンバランスを整える作用があります。ホルモンの分泌を調節することで、女性ホルモンの乱れによって生じる、生理不順、生理痛などの症状を緩和します。

●生活習慣病の予防・改善効果
ハマナスにはビタミンCやタンニンをはじめ抗酸化作用を持つ成分が多く含まれます。体内に活性酸素が過剰に発生すると、悪玉(LDL)コレステロールが酸化し動脈硬化の原因となります。また動脈硬化により血管が固くもろくなることにより、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす原因となります。ハマナスには活性酸素を除去し、生活習慣病を予防する効果が期待できます。

●腸内環境を整える効果
ハマナスの果実には食物繊維が豊富に含まれます。食物繊維の働きにより腸の働きを活発にし、腸内に溜まった不要物を排泄します。また、ハマナスには腸内の悪玉菌[※5]を抑えて、ビフィズス菌を増加させる作用も知られているほか、最近では大腸菌やアンモニアといった悪性の腸内細菌を減少させる働きも報告されています。これらの働きにより、ハマナスには腸内環境を整える効果が期待できます。
わかさ生活
 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/sweetbrier/

美容効果だけじゃなく、生活習慣病や腸内環境にもよいということが書いてありますね。

ではこのマイカイ花、漢方ではどのようになっているでしょうか。

漢方では

漢方(中医学)でのマイカイ花の性質はこのようになっています。

  • 五味:甘・微苦
  • 五性:温
  • 帰経:肝・脾

主たる効果は理気(気を整え巡りをよくする)と、調経(月経を調える)ですので、PMSや生理不順、更年期障害などに強く、また、ストレス性の症状にも適しています。

マイカイ花茶の飲み方

マイカイ花単品で湯に浮かべて飲むほか、マイカイ花茶は紅茶や中国茶に加えて飲みます。

写真はマイカイ花とジャスミンティーです

とはいえカップに浮かべても食べはしないと思いますので(食べると苦みがあります)、ガラスポットなどに入れて、見た目に楽しみながら飲むのがよいかもしれません。

飲む前に指で潰して細かくしてから入れると、成分がよく抽出できます。
ただあまり細かくすると苦みが出てしまいますので、お好みの大きさに調整してくださいね。

マイカイ花茶は見た目も美しく香りもよいお茶で、素敵なティータイムが過ごせること間違いなし!です。

本日の素材紹介はマイカイ花をお送りしました。

また次回を楽しみにしていてください。

ありがとうございました。

烏兎

Posted by Master